堺雅人「半沢直樹は“ジャイアン8”“スネ夫1”“のび太1”でできている」“役作り”の秘密を大公開
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。10月20日(火)のお客様は、俳優・堺雅人さんとお笑いトリオ・東京03のみなさん。堺さんが、役作りをしていくなかでイメージしていることとは?
▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック! http://www.tfm.co.jp/link.php?id=8726
◆男3人で飽きませんか?(堺)
堺:このあいだ「半沢直樹」っていうドラマをやったんですけど。
飯塚:いや、みなさん知ってますよ。
堺:基本、男だけじゃないですか? それで、途中で西田尚美さんが登場して。それまで、井川遥さんとか上戸彩さんとかもいらっしゃったんですけど、(女性で)ガッツリぶつかる相手として、西田尚美さんが初めてだったんですよ。それがすごい新鮮で。
3人:おぉー!
堺:今まで“ガツン!”ってぶつかったのが、何か(男性とは)違うぶつかり方をしたんですよね。それで、何が言いたいかって言うと、男3人でずっとやっているじゃないですか、“飽きませんか?”
3人:アハハ(笑)。
堺:俺は、半年で飽きちゃって。
飯塚:うーん、これがね……飽きないんですよねー。やっぱり“この3人でずっとやっていきたい”がまず先にあるから。だから、このなかでどう試行錯誤するか、なんですよね。
堺:へぇ〜。
飯塚:だから、ほかの人を入れると全然違うものになっちゃうから。もう発想が“この3人で一生コントやるにはどうするか”なんですよ。だから“飽きる”“飽きない”じゃないんだよなぁ。
堺:「“飽きる”“飽きない”じゃない」ってどういうことですか?
飯塚:もう“飽きる”ということはありますけど、そこは飽きちゃったから、“この3人で飽きないようにするにはどうしようか?”になるんですよね。
◆大抵の役は、のび太、スネ夫、ジャイアンで作れます(堺)
堺:観ていると本当にすごいですよ、東京03の3人は。
飯塚:本当ですか。ありがとうございます。
堺:のび太、スネ夫、ジャイアンぐらいな。
3人:(笑)
堺:そのぐらいの完璧なトライアングル。
飯塚:その3人って相当よ! のび太、スネ夫、ジャイアンは。
堺:でも、大抵の役はその3キャラで作れますからね。例えば「ジャイアン8、スネ夫1、のび太1」で半沢直樹を作ったりとか。
飯塚:えっ、そんな作り方をしてるんですか!?
豊本:すげー!
飯塚:え、ほかの役とかも? 割合で?
堺:ほかの役もできます。
飯塚:ジャイアンをちょっと少なめにして?
堺:薄めて、スネ夫を“ドン!”と上げたり。
飯塚:はぁー!
角田:すごい話だ、これ。
飯塚:それ、「半沢直樹」のシーンによっても違うってことですか?
堺:あっ! それは考えたことなかったですね。シーンで変えてもよかったかもしれないですね。ちょっとスネ夫を出したりとかね。
飯塚:じゃあ基本的に半沢直樹は、ジャイアンが?
堺:ジャイアン8、スネ夫1、のび太1。もっとスネ夫があっても良かったかもしれないですね。でも、この“3原色”で作れるんですよ。
飯塚:そうなんだ! でも、奥さんとのシーンがあるじゃないですか? 上戸彩さんとの。
堺:あっ、あのシーンは“のび太”ですね。
飯塚:ね! なんかそんな感じしますよね。
堺:確かに。でもジャイアンもお母さんには弱いから。「ごめんよ、かあちゃん!」って。
角田:確かにね(笑)。
飯塚:でもそんな無理矢理“ジャイアン8”を正当化するような(笑)。
堺:いやいや。ジャイアンにはジャイアンの弱さがあるんですよ。のび太の弱さと強さもまたちょっと……。
豊本:種類が違いますよね。
堺:種類が違うんです。ジャイアンは“強さの象徴”なんですよ。
飯塚:じゃあ完璧な3人なんですね、ジャイアン、のび太、スネ夫は。
◆僕はジャイアン要素がほとんどない(堺)
飯塚:やっぱり「半沢直樹」は特別な作品なんですか? 堺さんにとって。
堺:いや、そうでもなくて。
飯塚:そうでもないんだ! 本人にとってみたら。
堺:むしろ、僕と(性格が)真逆なので。
飯塚:真逆なんですか?
堺:うん。僕自身はジャイアン要素がほとんどないので。のび太8、スネ夫1.5、ジャイアン0.5ぐらいでできているので。
飯塚:プライベートというか。
堺:普通は、そうですね。
角田:確かに、(共演して)本当に普段は穏やかなイメージあります。(撮影が始まるのを)待っているあいだとかの表情とか。それがスイッチが入るとあっち(ジャイアン)に切り替わるから“恐ろしい人だな”と逆に思いますけどね(笑)。
飯塚:自分のなかにある“ジャイアン感”をガっと上げて。
堺:なけなしのジャイアンを。
飯塚:なけなしのジャイアン(笑)。0.5ですもんね! 0.5を8に持ってくるのは相当ですよね! それって、役を入れてから家を出るんですか?
堺:いや、入れるというよりは“作る”。
飯塚:作る?
堺:セリフを覚えるときに、段々と作っていく。あとね、監督が半沢なんですよ。(「半沢直樹」で監督をされた)福澤克雄さんがほとんどジャイアンなので。あだ名も“ジャイアン”っていうぐらいだから。だからもう、監督が言いそうなセリフでまず言ってみる。“監督だったらこうするだろうなぁ”って。
飯塚:じゃあ監督であり、(半沢直樹の)モデルなんですね。
堺:すぐ横にモデルがいるから、怖いですよ本当に。
* * *
来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……
11月2日(月)若月佑美さん×シソンヌ・長谷川忍さん
11月3日(火・祝)藤井隆さん×堂島孝平さん
11月4日(水)吉田豪さん×川後陽菜さん
11月5日(木)ゆりあんレトリィバァさん×コロコロチキチキペッパーズ・ナダルさん
がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!
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▶▶堺雅人が語る“柄本明”のスゴさ 続きは「AuDee(オーディー)」で! http://www.tfm.co.jp/link.php?id=8726
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/
▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック! http://www.tfm.co.jp/link.php?id=8726
(左から)堺雅人さん、豊本明長さん、角田晃広さん、飯塚悟志さん
◆男3人で飽きませんか?(堺)
堺:このあいだ「半沢直樹」っていうドラマをやったんですけど。
飯塚:いや、みなさん知ってますよ。
堺:基本、男だけじゃないですか? それで、途中で西田尚美さんが登場して。それまで、井川遥さんとか上戸彩さんとかもいらっしゃったんですけど、(女性で)ガッツリぶつかる相手として、西田尚美さんが初めてだったんですよ。それがすごい新鮮で。
3人:おぉー!
堺:今まで“ガツン!”ってぶつかったのが、何か(男性とは)違うぶつかり方をしたんですよね。それで、何が言いたいかって言うと、男3人でずっとやっているじゃないですか、“飽きませんか?”
3人:アハハ(笑)。
堺:俺は、半年で飽きちゃって。
飯塚:うーん、これがね……飽きないんですよねー。やっぱり“この3人でずっとやっていきたい”がまず先にあるから。だから、このなかでどう試行錯誤するか、なんですよね。
堺:へぇ〜。
飯塚:だから、ほかの人を入れると全然違うものになっちゃうから。もう発想が“この3人で一生コントやるにはどうするか”なんですよ。だから“飽きる”“飽きない”じゃないんだよなぁ。
堺:「“飽きる”“飽きない”じゃない」ってどういうことですか?
飯塚:もう“飽きる”ということはありますけど、そこは飽きちゃったから、“この3人で飽きないようにするにはどうしようか?”になるんですよね。
◆大抵の役は、のび太、スネ夫、ジャイアンで作れます(堺)
堺:観ていると本当にすごいですよ、東京03の3人は。
飯塚:本当ですか。ありがとうございます。
堺:のび太、スネ夫、ジャイアンぐらいな。
3人:(笑)
堺:そのぐらいの完璧なトライアングル。
飯塚:その3人って相当よ! のび太、スネ夫、ジャイアンは。
堺:でも、大抵の役はその3キャラで作れますからね。例えば「ジャイアン8、スネ夫1、のび太1」で半沢直樹を作ったりとか。
飯塚:えっ、そんな作り方をしてるんですか!?
豊本:すげー!
飯塚:え、ほかの役とかも? 割合で?
堺:ほかの役もできます。
飯塚:ジャイアンをちょっと少なめにして?
堺:薄めて、スネ夫を“ドン!”と上げたり。
飯塚:はぁー!
角田:すごい話だ、これ。
飯塚:それ、「半沢直樹」のシーンによっても違うってことですか?
堺:あっ! それは考えたことなかったですね。シーンで変えてもよかったかもしれないですね。ちょっとスネ夫を出したりとかね。
飯塚:じゃあ基本的に半沢直樹は、ジャイアンが?
堺:ジャイアン8、スネ夫1、のび太1。もっとスネ夫があっても良かったかもしれないですね。でも、この“3原色”で作れるんですよ。
飯塚:そうなんだ! でも、奥さんとのシーンがあるじゃないですか? 上戸彩さんとの。
堺:あっ、あのシーンは“のび太”ですね。
飯塚:ね! なんかそんな感じしますよね。
堺:確かに。でもジャイアンもお母さんには弱いから。「ごめんよ、かあちゃん!」って。
角田:確かにね(笑)。
飯塚:でもそんな無理矢理“ジャイアン8”を正当化するような(笑)。
堺:いやいや。ジャイアンにはジャイアンの弱さがあるんですよ。のび太の弱さと強さもまたちょっと……。
豊本:種類が違いますよね。
堺:種類が違うんです。ジャイアンは“強さの象徴”なんですよ。
飯塚:じゃあ完璧な3人なんですね、ジャイアン、のび太、スネ夫は。
◆僕はジャイアン要素がほとんどない(堺)
飯塚:やっぱり「半沢直樹」は特別な作品なんですか? 堺さんにとって。
堺:いや、そうでもなくて。
飯塚:そうでもないんだ! 本人にとってみたら。
堺:むしろ、僕と(性格が)真逆なので。
飯塚:真逆なんですか?
堺:うん。僕自身はジャイアン要素がほとんどないので。のび太8、スネ夫1.5、ジャイアン0.5ぐらいでできているので。
飯塚:プライベートというか。
堺:普通は、そうですね。
角田:確かに、(共演して)本当に普段は穏やかなイメージあります。(撮影が始まるのを)待っているあいだとかの表情とか。それがスイッチが入るとあっち(ジャイアン)に切り替わるから“恐ろしい人だな”と逆に思いますけどね(笑)。
飯塚:自分のなかにある“ジャイアン感”をガっと上げて。
堺:なけなしのジャイアンを。
飯塚:なけなしのジャイアン(笑)。0.5ですもんね! 0.5を8に持ってくるのは相当ですよね! それって、役を入れてから家を出るんですか?
堺:いや、入れるというよりは“作る”。
飯塚:作る?
堺:セリフを覚えるときに、段々と作っていく。あとね、監督が半沢なんですよ。(「半沢直樹」で監督をされた)福澤克雄さんがほとんどジャイアンなので。あだ名も“ジャイアン”っていうぐらいだから。だからもう、監督が言いそうなセリフでまず言ってみる。“監督だったらこうするだろうなぁ”って。
飯塚:じゃあ監督であり、(半沢直樹の)モデルなんですね。
堺:すぐ横にモデルがいるから、怖いですよ本当に。
* * *
来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……
11月2日(月)若月佑美さん×シソンヌ・長谷川忍さん
11月3日(火・祝)藤井隆さん×堂島孝平さん
11月4日(水)吉田豪さん×川後陽菜さん
11月5日(木)ゆりあんレトリィバァさん×コロコロチキチキペッパーズ・ナダルさん
がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
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