10月23日、ラジオの生放送を終え、かけつけた報道陣の前で挨拶をする岡村

 10月23日未明、冠ラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、結婚していたことを発表した、岡村隆史(50)。岡村の実家のある大阪市内の最寄り駅周辺は、“地元のヒーロー” の晩婚に、祝福ムード一色かと思いきや……そうはいかないのが、大阪のオモロいところ。

●50代男性・会社員
「私の友達に、岡村さんと同級生で、幼稚園から高校まで一緒やった子がいるんです。そいつによると、『今みたいに、みんなより飛び抜けておもしろくて、いつもクラスの中心にいるような子やった』といってました。
 おめでとうなんですが、やはり遅い。でも、遅いのも理解できるんですよ。結婚しなかったのは、けっしてモテなかったわけではないと思うんです。子供のころからクラスのなかで人気者、大人になっても人気芸人でお金もそれなりにもってるはずですから、そら、よってくる女性は多かったことでしょう。
 結婚しなかったのは、寄ってくる女性が、純粋に愛情をもってなのか、それとも、お金目当てなのか、わからへんケースが多かったんじゃないかな。それで、まわりにいっぱい女性はいるけど、結婚には踏み切れなかったんじゃないかなと、勝手に思うんですよ。
 でも、今回結婚した奥さんは、(2020年4月に)ラジオで炎上したとき、支えてくれた人やそうで。失言でみんなが離れていくなか、そばで叱って支えてくれたんでしょう。失言はあかんけど、どの女性が自分にとっていちばんいいのかを、逆に迷わず、選ぶことができたんとちがうかなあ。
 そう考えると、岡村さんにとって失言は “禍転じて福”、わしに言わせたら「失言婚」やな(笑)。あのとき失言してなかったら、ずっと一生、独身だったかもしれんで」

●30代女性(独身)・会社員
「私、奥さんのほうがすごいなあと思います。友達か恋人かわからへんような感じで、ずっといてはったんでしょ。一緒に旅行に行っても『一応、友達やから』と、部屋が別(ラジオで岡村が発言)とか。私やったら、男性と一緒に旅行いって『部屋べつやけど』と言われたら、もう言葉失って、即、家に帰ってまうと思う。
 そんなんを何年も続けられたら、『私って何なん? どっちなん、これ?』って、途中で絶対に切れてまうわ(笑)。しまいには。『この何年間の責任とって!』って、きっと『責任婚』を迫ると思う(笑)。
 それを10年も、ずーっと結婚せんと、そのままやったと。奥さんになった方が、肝がすわってるというか、そのままでいられたり、切れずにいてられたんですから、すごいですよね」

 岡村がみずから評した「支えられ婚」にかけた、「失言婚」「責任婚」という “かぶせツッコミ” 。祝福も一筋縄では、いかないようだ。そして同性からは、岡村を心配する声も……。

●40代男性・会社員
「生まれ育ったのが、おんなじエリアやいうのもあるんかもしれへんけど、結婚した聞くと嬉しいね。ほかの芸能人が結婚しても、こんな気持ちにならへんけど、やっぱりね。
 岡村さんは、僕の中では “不思議な芸人さん” で。もって生まれたものか、それとも作戦でわざとなのかわからないですが、発言が控えめでしょう。実際は、僕より年上なんやけど、“地元に帰ってきたときに会って話す後輩のひとり” みたいな感覚にさせてくれる人やねん。
『結婚したい』とテレビとかで言い続けてもなかなかできへんし、売れすぎてメンタル壊して休んだり、ラジオで失言したり。『おい岡村、大丈夫か』って声をかけたくなる(笑)。思わず心配してしまう存在やねん。
 そんな岡村さんが、結婚したわけやろ。なんとなく、“ずーっと独身で気になってた後輩が、やっと結婚できた” みたい感じやなあ。だから不思議と、嬉しいんですよ」

●20代男性・会社員
「朝の新聞でみて、びっくりしました。めでたい話ですから、おめでとうは、おめでとうなんですが……。個人的にはちょっと心配です。
 というのも、あまりにも独身が長すぎたから。50歳でいきなり結婚して、ちゃんと女性と2人で生活できんのやろか? やっぱり独身の方がええわ……なんてならんように、岡村さん、新婚生活がんばってください」

相方の矢部浩之。失言騒動から、コンビでのラジオが復活した

 一方、“人生の先輩” からは、こんな助言も。

●50代男性と30代女性の夫婦
「結婚に年齢は関係ナイナイ(笑)、幸せになれるから、大丈夫! ラジオで、『失言したときに支えてもらった、助けられた』と言ってましたけど、一生その気持ちを忘れないで、これから長く結婚生活を送ってください。
 それから、岡村さんは奥さんを、『優しくて、厳しい人』と言ってましたが、絶対そういう女の人のほうがいいよ。奥さんには、恐いところがないと、あかん! え、ウチ? めちゃめちゃ恐いで、当たり前やん(笑)。それで、ええねん!」

 いちばん力強いエールを送ってくれたのは、若者たちかもしれない。「僕のおじいちゃんがときどき『あのナイナイの岡村隆史の親父は、よう知ってるねん』て自慢してます」(18歳男性・学生)と、岡村は彼らにとっては “親世代” でもある。

●10代男性・学生
「奥さんが大変そうですね。一般の人みたいですけど、いきなりあの岡村隆史の嫁になるわけですから。それなりの覚悟かあったんじゃないかな。
 それに岡村さんって、10年前にも長期休養されたように、けっこうナイーブで落ち込みやすい性格の方のようなんで、『そのあたりをしっかり支えてくださるような奥さんなら、いいな』と思います。僕は、岡村さんが落ち込んだりしないように、奥さんのサポートを期待してます」

●19歳男性・学生
「『かっこいいな』と思いました。30代の女の人と、ずーっと友達だったとこから交際・結婚になったけど、バレずに10年も隠し通して、いきなりラジオで、『もう結婚してます』みたいにバーンと発表して驚かせるんやもん。『もう生涯、独身でいかはるんや』と思ってましたから、ヤフーニュースで見て、びっくりしました。
 昔なら、適齢期に結婚しないといけない、みたいな風潮があったかもしれないですけど、僕らぐらいの世代だと『結婚はしてもしなくても、個人の考えでどっちでもいい』ですし、結婚するのが何歳だろうと人それぞれ、みたいな感覚ですから。50歳だからとか、関係ないですよ」

 言葉こそ違えど、どの世代の人々も “家族の親しみ” を込めて、地元のスター・岡村に祝辞を贈った。末永く、お幸せにな!