フェデラー、ナダル、ジョコビッチはドーピング検査回数でもトップクラス

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ITF(国際テニス連盟)が、2019年にドーピング検査を最も多く受けた選手名を発表した。106年の歴史を持つ同連盟の検査レポートによると、昨年、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の3人は、驚きのグランドスラム優勝回数と並んで、驚くほど多くのドーピング検査も受けていた。Tennis World USAが伝えている。

3人の中ではフェデラーとナダルの検査回数が特に多く、ともに29回受けていた。フェデラーはトーナメント出場中の9回とそれ以外の20回、ナダルはトーナメント出場中の12回とそれ以外の17回だった。


一方、2020年の「全豪オープン」で優勝し、ナダルのグランドスラム優勝回数(19回)まで2回と迫っているジョコビッチは、トーナメント出場中に10回、それ以外で14回の検査を受けた。トップ3以外では世界ランキング34位のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)が記録保持者で、2019年に合計31回の検査を受けている。


そのほかでは、ドミニク・ティーム(オーストリア)がトーナメント中の8回とそれ以外の14回、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はトーナメント中とそれ以外を合わせて17回。WTAでは、世界1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)と7位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が最も多く、2人とも合計29回受けていた。


トップ10以外では、世界85位の21歳、ビクトリア・クズモバ(スロバキア)が記録保持者で、合計34回にも上る。


(テニスデイリー編集部)


※写真は左からジョコビッチ、ナダル、フェデラー
(Getty Images)