「うちの選手層は厚いよ」と、今冬の選手補強の可能性について問われ、そう応えたマルクス・クレーシェSDのこの発言だが、しかしながらそれは決して補強の可能性を完全に除外するものではない。むしろkickerが得た情報によれば昨夏から引き続き、ベンヤミン・ヘンリクスに対して関心を示しているようだ。
 
 かつてレヴァークーゼンにてプロとしての階段を駆け上がり、2018年夏に新たな可能性を求めて仏1部ASモナコへと渡った同選手。ドイツ代表として2016年11月11日のメキシコ戦をはじめとして、これまで3試合に出場している22才に対しては、ライプツィヒはこの夏にも移籍金として2500万ユーロを提示していた。

 しかしながらその際にモナコ首脳陣の首を縦に振らせるまでには至らなかったものの、現在はその状況にも変化が生まれている。先日行われたアミアンSC戦では90分間にわたってベンチから見守るなど、決してモナコにおける将来性は良いものとはいえず、すでに2023年まで残す契約の解消を、ヘンリクスは監督、そしてクラブ首脳陣へと直談判している。

 サイドバックとして右、左と両方をこなすことが可能なディフェンダーは、さらにボランチやセントラル・ミッドフィルダーなど中盤でもプレーが可能なポリバレントさも併せ持っており、ドイツ代表ではコンフェデレーションズカップにて2試合に出場、優勝を果たした。