紅白出場の歌手・桂銀淑、日本ファンに言及「謝罪したい…上手くいかず苦しかった」

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東京スポーツWebは、韓国にいる桂銀淑(ケイ・ウンスク)との電話インタビューを通してカムバック後の心境を聞いた。19日に公開されたインタビューで桂銀淑は、「今も日本の皆さんに謝罪したい……申し訳ないです。これまで紆余曲折が多かったです。歌一つで耐えてきましたが、仕事が上手くいかず、借金を抱え、薬物にまで手を出してしまいました。生きていると思えず、苦しかったです」と率直な気持ちを伝えた。

続いて桂銀淑は「私は韓国人なので、日本をよく知らなかったです。どう芸能活動をすればいいのか……全部上手くいかなかったです。さらに腎盂炎まで患い、2時間のコンサートも耐えられなくなったです。それで薬物に手を出しました」と打ち明けた。

カムバックについて桂銀淑は「復帰しようと立ち上がりました。借金も清算し、体も心も最高です。新しいアルバムのタイトル『Re:Birth』には生まれ変わった私の心を盛り込みました」と説明した。

一方、桂銀淑は日本でまたコンサートを開くことを願っているが、日本の法律上、入国が難しい状況だ。日本出入国管理法第5条によると麻薬、大麻、あへん、覚せい剤又は向精神薬の取締りに関する日本国又は日本国以外の国の法令に違反して刑に処せられたことのある者に対する入国が原則的に禁じられている。

しかし、桂銀淑は日本入国を諦めていないそうだ。桂銀淑は「私が好きな言葉は愛です。言葉も通じず、文化も習慣も違う国から来た私は、日本の人々からたくさん愛されました。今こそその愛に恩返しをし、またファンの前で歌いたいです」と願いをあらわにした。

最後に桂銀淑は「(薬物は)絶対しないです。終わりにしました。私の人生を見せます」と誓った。

桂銀淑は1984年日本に渡り、演歌歌手として活動し日本で“演歌の女王”というあだ名を得て大きな人気を得た。韓国歌手では初めてNHK「紅白歌合戦」に1988年から1994年まで7年連続で出演した。

しかし、2001年借金問題で議論に巻き込まれ、2007年には覚せい剤取締法違反で逮捕された後、日本から追放された。

桂銀淑は西江(ソガン)大学メリーホールで新しいアルバム「Re:Birth」を発表し、ショーケースを開き、37年ぶりに韓国カムバックを知らせた。

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