GalaxyにAndroid 9 Pieがやってきた! Galaxy Note 8をアップデートしてみた

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スマートフォンを利用していて、ユーザーとして期待しているサービスの一つにOSのアップデートがあります。
iPhoneであれば、メーカーやSIMフリー端末の区別なく、一斉にアップデートが開始されます。
一方Androidスマートフォンのアップデートは、通信会社やメーカーにアップデートの実施は一任されているため、iPhoneのように一斉にアップデートが実施されません。
また、通信会社によっては、グローバル版でアップデートが実行されていても、国内製品へのアップデートを見送ることもあります。

現在のAndroid OSの最新版は、Android 9 Pieとなっています(2019年4月現在)。
Android 9 Pieは、2018年8月に公開されているため、それ以降に発売された機種は、Android 9 Pie搭載されているものがリリースされています。

従来機種(Android 8以前)のユーザーは、OSアップデートを期待していました。

そんな中、NTTドコモは、サムスン電子製のAndroidスマートフォン「Galaxy S9 SC-02K」「Galaxy S9+ SC-03K」「Galaxy Note9 SC-01L」「Galaxy Note8 SC-01K」向けに、Android 9 PieへのOSバージョンの配布を開始しました。

Android 9 Pieがリリースされてから、8か月遅れではありますが、最新版に対応しました。


Android 9 PieにアップデートしたGalaxy Note8 SC-01K


Android 9へのアップデートによる機能追加としては、以下がアナウンスされています。
・画面回転して固定できる機能
・自動調整バッテリー(Adaptive Battey)
・明るさの自動調整(Adaptive Brightness)
・ステータス(通知)バーのユーザーインタフェース(UI)変更
・通知パネルと通知パネルスイッチのUI変更
・最近使ったアプリ(タスク)の一覧のUI変更と機能追加
・マルチウィンドウ機能の利用方法の変更
・電話/ダイヤルアプリのUI変更
・プリインストールアプリのアイコン変更
・ナビゲーションバーのアイコンデザイン変更
・標準カメラアプリのUI刷新
・設定画面のUI刷新と配置変更、一部機能の名称変更
・Always On Displayとロック画面の標準UIの変更

筆者は、Galaxy Note8 SC-01Kを、Android 8で使っていましたので、
早速Android 9 Pieへのアップデートを行ってみました。
アップデートのダウンロード容量は、1.6GBもあり、アップデートは1時間近くかかりました。


アップデートの通知。



アップデート中の画面


アップデート完了後、イースターエッグを表示させてみました。設定→Androidのバージョンを連続タップです。


イースターエッグ


バージョンアップ前とアップ後のソフトウェア情報の比較です。Android 9になっています。





バージョンアップ後


実際に、Galaxy Note8をアップデートして使ってみた感想としては、
アプリのアイコンの雰囲気などアイコンは変わったものの、それほど大きな変化はないように感じました。

一番のメリットとしては、バッテリー管理の強化でしょうか。
「自動調整バッテリー(Adaptive Battey)」は、Galaxyの場合、独自メニューの中に取り込まれてるため、わかりにくくなってはいますが、「使用していないアプリを自動無効化」というメニューがありました。
不要なアプリの動作を制御して、バッテリーの持ちの改善が期待できます。


「使用していないアプリを自動無効化」というメニュー



Galaxy Note8は、2017年10月に発売されたため、一年半ほど経過をしていますが、OSアップデートに対応してくれたため、しばらく活用ができそうです。


執筆 伊藤浩一