本物のライオンをマスコットにする。その斬新かつ大胆な決定を、メキシコのプロクラブが決定した。 (C) Getty Images

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 メキシコから、驚くべきニュースが舞い込んだ。

 現地時間12月14日、アメリカのスポーツ専門メディア『ESPN』が報じたのは、メキシコ1部リーグの古豪、クラブ・レオンのユニークな発表である。なんと同クラブは、新たなマスコットに本物のライオンを任命したのだ。

 同メディアによれば、クラブが拠点を置くレオン市内の動物園で最近、ライオンの赤ちゃんが3匹生まれ、そのうちの一匹がチームのアルゼンチン人MFルーベンス・サンブエザにちなんで「サンブ」と名付けられたことから、公式マスコットとして認めたという。

「レオン」とはラテン語でライオンを意味し、「ラ・フィエラ(猛獣)」や「エル・レオン(獅子)」といった愛称を持つなど、このクラブはライオンとゆかりが深い。

 しかし、生後間もないとはいえ、本物のライオンをマスコットにしてしまうという大胆な決定は、大きな反響を呼んでいる。

 チームのツイッターには、「世界最高の殺人マシーンになるまでは超かわいいな」や「数か月もすれば可愛げはなくなるぞ」「育ったらどうするの?」といった、サンブが成長した時の対応を心配する声が相次いだ。

 その一方では、「めちゃくちゃキュート」「これで俺たちはライオンキング」といった、ポジティブな反応も寄せられている。

 サッカー界を賑わしているクラブ・レオン。彼らの“愛くるしい”マスコットは、いかなる活躍を見せてくれるだろうか? 注目したい。