CBS MarketWatchによると、米ディスカウントストア2位のターゲットは15日、4日前に発表したばかりの11月の既存店売上高が前年比4−6％増になるとの見通しを下方修正すると発表した。同社は下方修正の理由を明らかにしていない。同社の株価は、下方修正の発表を受けて、一時、前日比8％急落し、その後、値を戻したものの、同7.07％安の54.30ドルで引けている。

　　同社は先週、第3四半期（7−9月）の最終利益は予想以上に好調だったと発表しており、今回の見通しの下方修正は、投資家にとって寝耳に水だった。一方、小売最大手のウォルマートはクリスマス商戦の前哨戦での好調が伝えられており、ターゲットがウォルマートの積極的なマーケティングの影響を受けたのか、それとも小売業界はクリスマス商戦で不調となる前触れなのかなど、さまざまな憶測を呼んでいる。【了】