XFN-ASIAによると、ニューヨーク為替市場で10日夜、ユーロは、対ドルで心理抵抗線の1ユーロ＝1.17ドルを割り込み、一時、2年ぶりの安値となる1ユーロ＝1.677ドルを付けた。朝方は米国の9月の貿易赤字が急増したことからユーロ支援材料となったものの、米国とEU（欧州連合）間の金利格差の拡大観測などが依然根強いことから、ユーロは引き続き対ドルで売りが優勢となった。1ユーロ＝1.17ドルの心理抵抗線に近づくとテクニカルな売りを誘い、ユーロの損失覚悟の売りが強まった。【了】