山賢人が“史上初”を連呼、トークでお茶目な一面も!『羊と鋼の森』新宿御苑で野外上映実施
映画『羊と鋼の森』“森を感じる試写会”会見&舞台挨拶が28日、都内・新宿御苑にて行われ、キャストの山粼賢人、三浦友和、上白石萌音、上白石萌歌、鈴木亮平(舞台挨拶のみ)、監督の橋本光が出席した。
本作はピアノの調律に魅せられた一人の青年の成長物語。北海道の高校に通う外村は調律師・板鳥と出会い、感銘を受け、ピアノの調律師として生きていくことを決意。板鳥がいる江藤楽器で働き始め、ピアノと繋がる多くの人と出会い、調律師としての自分を探し求め成長していく。
ピアノに魅せられる主人公の青年・外村直樹を山粼賢人が、外村に感銘を与え、彼の人生を導いていく調律師・板鳥宗一郎を三浦友和が演じる。共演に上白石萌音、上白石萌歌、鈴木亮平、佐野勇斗らが名を連ね、監督を『orange オレンジ』の橋本光が務める。
会見で山粼は「初めて新宿御苑に来たのですが、こんな都会のド真ん中に緑豊かなところがあって、ここからビルが見えるのが不思議なくらい。素敵な場所だなと思います」と笑顔をのぞかせる。
会場に集まった約1,000人の前にキャスト陣が登場した舞台挨拶では、史上初の新宿御苑での野外上映イベントに「史上初の…史上初の!新宿御苑での野外上映なので、皆さんぜひ楽しんでください!」と山粼。その姿に鈴木は「『史上初の!』って珍しく声を張ってましたね(笑)」とツッコミを入れ、笑いを取っていた。
三浦は「蚊に刺されないように」と観客に注意を促し、萌音は「フェスのようですが、ここでやるのはロックミュージックではなく静かなクラシックの音楽が流れる映画。無音の時間がすごく大切に描かれている映画なので、そんなシーンに自然の音が混ざり合って、ロマンチックだろうなと思います」とにっこり。萌歌も「音が劇場以上にスッと入ってきそう。ピアノの音を質のいい環境で聞けるんじゃないかなと思います」と笑顔を浮かべた。
北海道での撮影も多かったという山粼。自然に囲まれての撮影に、山粼は「人がいなかった」「1人で撮影してた」とぼそり。鈴木が「え!?」と言い寄ると、山粼は「キャスト(共演者)がいなかったんです(笑)本当に木が揺れる匂いとか、葉っぱが揺れる匂いだったり。そういうことを感じながらお芝居ができて良かったなと思います」と振り返る。鈴木は「揺れる匂い?(笑)」と、山粼の独特な表現に笑みをこぼしていた。
さらに、役者生活8年目だという山粼が「コツコツやってきたなぁ」と、これまでをしみじみ振り返ると、鈴木が「友和さん爆笑だよ!」とツッコミ。三浦は「山粼賢人くんファンの皆さん、こういうやつなんです(笑)そこが可愛いんでしょうね」と山粼のお茶目な一面に触れる。
そんな山粼と初共演を果たした三浦は「座長に一番大切なのは、ちゃんとシーンに向き合っているかどうか。集中しているかどうか。その姿勢が共演者を引っ張っていくので、その点、彼は素晴らしいと思いました」と絶賛。山粼は「嬉しいですっ!」とはにかんでいた。
一方、姉妹で初共演となった萌音と萌歌は、揃って「恥ずかしかったです」と撮影を回想。萌音は「普段は鹿児島の方言で喋るんですが、映画では標準語で、しかもすごく素敵な台詞をお互い投げかけ合うっていうのは、すごく幸せなことでしたが小っ恥ずかしかったです(笑)」と明かす。萌歌も「ね!」と同調していた。
映画『羊と鋼の森』は6月8日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2018 「羊と鋼の森」製作委員会
映画ランドNEWS - 映画を観に行くなら映画ランド