AFX通信によると、米労働省が4日に発表した10月の雇用統計によると、同月の非農業部門就業者数（軍人を除く、季節調整済み）は前月比5万6000人の増加となった。市場予想10万2000人の増加を下回った。前月分は3万4000人減少から8000人の減少に改定された。同月の失業率は前月の5.1％と、前月から0.1％ポイント低下の5.0％となった。ただ、労働省統計局のキャスリーン・ウトゴフ局長は、ハリケーンの影響を除いても10月の雇用はトレンドを下回ったようだとのみ方を示していた。

　　10月の平均時給は、前月比8セント(0.5％)増の16.27ドル。前年比では2.9％増と2003年7月以来の大幅な上昇。週平均労働時間は、前月から変わらず33.8時間だった。総労働時間は横ばいだった。

　　10月は生産部門が4万9000人の増加で、うち建設は3万3000人増加、製造業は1万2000人増加した。サービス部門は7000人の増加、うち小売業は5000人の減少、ビジネス専門職が1万2000人の増加、医療・教育が1万1000人増、娯楽・接待業は1万8000人減、政府は1万人増だった。

　　278業種のうち就業者を増やした業種は50.2％と2003年11月以来の低水準となった。　【了】