会見を行う康氏=26日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は26日に開いた記者会見で、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓国と日本政府の合意に関するタスクフォース(TF、作業部会)の検証結果について、「合意まで被害者との意思疎通が非常に不十分だったという結論(になった)」と明らかにした。TFは27日、検証結果を発表する予定だ。

 康氏は「TFが(検証で)焦点を合わせたのは合意がまとまるまでに政府がどれだけ被害者と意思疎通を図ったのかということ」と説明。「あす発表されるが、その部分(意思疎通)で非常に不十分だった」と指摘した。

 その上で、「今後、国民の70%が受け入れていないこの合意、特に被害者(支援)団体が満足していないこの合意に対し政府がどのように取り組むかはすべてのオプション(選択肢)を踏まえ意思疎通を図っていかなければならない」と述べた。