稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)の元SMAPの3人が公式サイト「新しい地図」を立ち上げて約3週間。羅針盤が示す方向はおぼろげだが、注目度の高さはとどまるところを知らない。

「ファンクラブの会員数は12万人に迫る勢いで、増え続けている。入会金・年会費だけで、現時点で6億円以上の収入になっている」(芸能関係者)

 SMAPの元マネージャーで、現在、3人と合流した「CULEN(カレン)」代表の飯島三智氏(59)が打った一手がSNSによる情報発信だ。

「稲垣はブログ、草なぎはYouTube、香取はインスタグラムを始めることを発表。3人ともツイッターを開設し、それぞれ30万人以上のフォロワーを集めている。ジャニーズは事務所の方針でウェブ露出を極端に制限している。飯島氏はウェブ活用を主張したことが退社の一因になっただけに、大きなインパクトがあった」(芸能プロ関係者)

 SNS解禁は、新たなファン開拓はもちろん、莫大な金額を生むビジネス面での効果が大きいと、ITジャーナリストの井上トシユキ氏は語る。

「たとえばYouTubeは、再生回数100万回で、広告収入が1万2000円〜5万円。契約内容によって異なるのであくまで平均値ですが、発信力がある芸能人は優遇されてもおかしくない。草なぎさんのチャンネル登録数が現在約34万。出だしとしては悪くありません。YouTubeだけで、多額の収入が見込めます」

 SNS展開がスタートする11月2日は、インターネットテレビ局「AbemaTV」の特別番組に出演することも決定している。72時間ぶっ通しの生放送で、再始動の狼煙を上げる。

 地上波でも10月4日の『おじゃMAP』(フジテレビ系)では、草なぎをゲストに迎え、香取の自宅や車をテレビ初公開。これもジャニーズ時代には考えられなかった “ハシャギっぷり” だ。

『おじゃMAP』のギャラは1本200万円。稲垣と草なぎもそれぞれレギュラー番組で1本各60万円のギャラがある。ぜひ継続したい重要な収入源だ。

 満を持して迎えた再始動。成功の目算を緻密に立てた戦略で、「Hey Hey おおきに毎度あり」と歌う声が聞こえてきそうだ。

(週刊FLASH 2017年10月31日号)