「フランフラン 青山店」の外観

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 南青山の「ラウンジ バイ フランフラン(LOUNGE by Francfranc)」が「フランフラン(Francfranc)青山店」に名称変更し、9月29日にリニューアルオープンする。オープンに先立ち、27日に関係者向けに刷新後の店舗が公開された。外装から売り場構成まで大幅に変更し、25周年を迎えたフランフランの集大成を体現したという。
 青山通りと外苑西通りが交わる南青山三丁目交差点に位置する青山店は、2012年10月にフランフランの新コンセプトショップとしてオープン。当時はデコラティブなプリントが外装に施されていたが、リニューアル後は自然光が差し込むシンプルなデザインで、外からでも内部が見えるオープンな雰囲気へと刷新された。
 住宅街にも近接する立地を考慮し、リニューアル後は1階にテーブル&キッチンやフレグランス、アクセサリーに加えて、上質なアイテムを展開する新ライン「マスターレシピ(Masterrecipe)」を配置。また、ブランドとして初めてグリーンの売り場を本格的に設けた。生活雑貨は2階に移動し、大型家具やファブリック製品などと合わせてコーディネート提案を重視した売り場に変更。2階にあったカフェと書籍のコーナーは廃止。代わりに関東圏では初となるVRによるインテリアコーディネート体験ブースを導入し、"インテリアショップ"としての売り場を強化した。大型家具や雑貨の構成比率は保持しながら全体のアイテム数をリニューアル前の7割程度の3,800品目に抑え、ニーズに合うラインナップを厳選。オリジナル商品だけではなく「バルミューダ(BALMUDA)」といったセレクト家電も豊富に取りそろえている。
 青山店のリニューアルは、創立25周年を機にブランド一本化を図っているフランフランの施策の一環。1つのイメージに固執せず、さまざまなスタイルを楽しめるのがフランフランの良さという原点に立ち返り、ファッションのようにインテリアを楽しむことを提案していく。今後はスタッフの知見を活用しながら、売場構成を柔軟に変えていくことも検討するという。なお、10月には新宿サザンテラス店がリニューアルオープンする予定だ。