ジャガイモ、タマネギ、卵だけなのにめちゃウマ!スペイン風オムレツ
スペイン風オムレツ「トルティージャ」はわが家の定番料理。ジャガイモ、タマネギ、卵といった、いつでも家にある材料で気軽につくれ、しかもつくりおきもできて便利。日本に帰国するたびに友達にもつくるのですが、びっくりするくらい大好評! 毎回レシピを聞かれるんです…。というわけで今日は、「トルティージャ」のつくり方を紹介させてください。
「トルティージャ」はスペインの家庭料理だけに、材料もつくり方も千差万別。これは、私が複数のスペイン人の友達から教えてもらったレシピに、自分流が加わった、どちらかというと時短と手抜きがウリのレシピです。
基本材料はジャガイモと卵だけ。うちではタマネギとニンニクもよく入れます。もちろんベーコンやチョリソなどお好みでどうぞ! 材料の目安は、直径18cmのフライパンに卵5個、ジャガイモ4〜5個、タマネギ1/2個くらいです。【つくり方】
(1) ジャガイモを洗って電子レンジでチンし、そのあと細切りしておきます。ジャガイモの皮はとってもそのままでもOK。本当は電子レンジではなく、ジャガイモはオリーブオイルで蒸し炒めると最高においしいのですが、手間を省きたい私は、シリコン製のスチーマーで調理しています。次に、同じく細切りしたタマネギをスチーマーに入れ、塩を少々とオリーブオイルをかけて、電子レンジで蒸します。
(2) (1)で調理したジャガイモ、タマネギ、卵をボールであえ、塩こしょうでしっかりめに味つけをします。このとき、卵生地に少しだけ(大1くらい)水を入れるのがポイント。生地に軽さがでます。
(3) オリーブオイルをたっぷり入れたフライパンに生地を流し込み、中火で蒸し焼きします。周りが固まりそうになったら数回まぜます。
(4) 一般のオムレツだとここで形をまとめようとしますが、トルティージャの場合は、フライパンの丸い形のまま焼きあげるのが特徴。やり方は、フライパンよりも大きめの平皿をふたにしてひっくり返し…
(5) もう片面をまたフライパンに流し込んで焼くだけ!
卵の半熟度合はお好みですが、スペインでは縁が固まってきて中が半熟状態だと「ペルフェクト(完璧)!」と言われます。
夕食を準備する時間が限られている日なんかは外出前にあらかじめつくっておくと重宝します。冷めても美味しいので大助かり! ぜひお試しくださいね。
●教えてくれた人
【ボッティング大田朋子さん】
同志社大学商学部卒。ドイツ、インド、メキシコ、アルゼンチンで外資勤務、起業の後、2011年からスペインへ。現在イギリス在住。執筆参加著書に『値段から世界が見える!日本よりこんなに安い国、高い国 』(朝日新書刊)など多数。英国人パートナーと多言語を話す息子、娘の4人暮らし。ブログ「世界が拠点な生き方☆世界が拠点な子育て」を発信