8月20日に再始動が報じられたWink。だが早くも“復活”に暗雲が立ち込めている。
 
Winkといえば、相田翔子(47)と鈴木早智子(48)の人気アイドルデュオ。88年にデビューするや、『淋しい熱帯魚』などヒット曲を連発。96年に惜しまれつつも活動停止していた。そんな彼女たちがデビュー30周年となる来年4月に再始動するとあって、往年のファンたちからは歓喜の声があがっている。だが、前出の音楽関係者は本誌にこう明かす。
 
「実は、鈴木さんと前所属事務所との間で金銭トラブルが起きているんです。いきなり彼女が『前事務所に未払いのギャラの支払いを求めて訴える』と言い出したそうです。それを相田さんの所属事務所が知ったら、トーンダウンするのは当然でしょう。トラブルに決着が着かないと、危なくて一緒に仕事できませんからね。今のところは事務所も静観の構えですが、鈴木さんの動き次第で今後どうするのか見極めようとしているみたいです」
 
96年の活動停止以降、2人の歩んできた道のりはあまりにも対照的だ。相田は天然キャラで高い好感度を維持し、テレビに引っ張りだこ。08年に相澤英之元経済企画庁長官と女優・司葉子(83)の息子で医師の相澤宏光氏(46)と結婚。12年に長女(5)を出産していた。
 
いっぽうの鈴木は、スキャンダルの連続。09年3月に睡眠薬の過剰摂取で救急搬送されると、同年8月には「MUTEKI」が手掛けるセクシーDVDに出演。相手役をつとめた俳優・津田英佑(46)との不倫疑惑も報じられ、芸能活動を休止していたこともあった。
 
かたや人気タレントでセレブ妻の相田、かたやスキャンダル続きの鈴木。そんな彼女にとって再始動は一筋の光明となるはずだ。だが彼女はまたもトラブルでチャンスを棒に振ろうとしているのか。本誌が取材を申し込むと、鈴木の前所属事務所社長はこう答えた。
 
「彼女から金銭を要求するメールがあったことは事実です。『ギャラの未払い総額は200〜300万円』と主張してきました。クビにしたマネージャーと早智子が事務所に無断でしていた仕事のギャラらしく、当時の経理担当者も把握していませんでした。早智子も金がないというので、1年ほど前から月に数万円ずつ支払っていました。しかし私としては、ギャラはすべて支払い済みと認識しています。最近もメールが来ていましたが、読んでいません」
 
金銭トラブルの存在については認めつつも、「未払いの事実はない」との主張だった。いっぽう鈴木の現所属事務所にも確認したところ、担当マネージャーはこう答えた。
 
「鈴木から『前の事務所からギャラをもらっていない』という話は聞いていました。最近も前事務所に連絡したようですが、『会ってくれない』と言っていました。未払い金額などの詳細は聞いておりません。そこまで踏み込まないようにしておりますので……」
 
現事務所は平和的解決を望んでおり、訴訟は考えていないという。マネージャーが続ける。
 
「9月中の進展はないでしょう。決着は早くて年内になると思います。ただこのまま揉めていたとしても、鈴木のプラスにはなりません。早く解決してWinkを再結成すれば彼女の仕事も増えるでしょうし、それがみんなにとっていちばんいいと考えております」
 
相田の結婚式に鈴木が出席するなど、活動停止後も交流を続けてきた2人。今回の再始動についても、熱い思いを語り合っていたという。
 
Winkは活動停止しただけで、今も“解散”はしていません。だから2人は『どうしても来年の結成30周年に再始動し、ファンの前できちんと解散して“けじめ”をつけたい!』と話し合っていたんです。正直、相田さんの所属事務所はスキャンダル続きだった鈴木さんとの仕事に前向きではなかったでしょう。しかし2人の熱い気持ちを理解して、一度はGOサインを出しました。その考えが変わらないといいのですが……」(前出・音楽関係者)