スタメンの座を奪うには至らないが、ハリルジャパンを支えてきた槙野は、試合後の監督の素顔を明かした。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[ロシアW杯アジア最終予選]日本 2-0 オーストラリア/8月31日/埼玉
 
「(ハリルホジッチ監督の)良い顔をやっと見られた。本当の笑顔を見られて、一番ホッとしている」
 
 ロシア・ワールドカップ出場を決めたオーストラリア戦後、槙野智章はこう述べた。
 

 この日はベンチだったが、2015年の3月に立ち上げられたハリルジャパンにおいて、槙野はコンスタントに日本代表に呼ばれ続けていた。先発の座を掴むまでには至らなくても、ハリルホジッチ体制下の全28試合中24試合に招集されている。それだけに、ともに戦ってきた指揮官の表情には感じるものがあったようだ。
 
 さらに自身も「本当に良かった」と安堵する。だが、昌子源の台頭によってディフェンスラインのポジション争いは激化しており、「ここからまた競争がある」とロシア・ワールドカップの本大会に向けて、スタメン奪取の闘志も見せた。
 
 また、国内組の井手口陽介(G大阪)が活躍したことで、その想いに拍車がかかったとも話す。「(井手口に関しては)同じ国内組として誇れるものがある。でも、やっぱり自分も試合に出たい。ピッチに立たなければならないという気持ちもある。負けてられない」
 
 ロシア・ワールドカップの本大会まで約1年。槙野は信頼する指揮官のもとで、さらなる飛躍を狙う。

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