ラグビートップリーグ 18日に開幕

写真拡大

 8月18日より、ジャパンラグビートップリーグ2017-2018シーズンが開幕する。今年は、例年とは異なるシステムで行われ、来年1月の第2週が最終節となるなど、全日程も短縮されての開催となる。

【こちらも】2019ラグビーW杯、日本はアイルランド、スコットランドと対戦

■日本代表強化を最優先として

 2017-2018シーズンは全16チームを8チームずつの2カンファレンスに分けそれぞれ総当たり戦と交流戦6試合を行い、リーグ上位2チームずつが来年1月の決勝トーナメントに進出、年間王者を決定する。また、この4チームによるトーナメントは日本選手権も兼ねて行われる。

 この新システムは翌年からの2018-2019シーズンにも適用されることが決まっており、これは世界最高峰プロリーグ「スーパーリーグ」に参戦するサンウルブスの来年2月のリーグ開幕までの準備期間を設けることを目的とされる。その根底にあるのは言わずもがなの2019年ラグビーワールドカップへ向けた日本代表強化の為だ。

■再び、国民の注目を集めるために

 2015年のW杯で3勝を挙げた日本代表の躍進により、その後、国内リーグも代表人気による観客増やラグビーブームに沸いた。ただ、ここにきて観客動員数も昨年の数字を下回るなど、その人気は陰りを見せて来ている。

 リーグでは今季より、OB選手らも含めたファンサービスの充実により力を入れ、試合会場でのイベントの活性化を図ることも発表され、目前に迫った自国開催のW杯へ注目度を高めていくことに躍起だ。

 日本代表の試合予定としては秋以降、国内外で3試合が決定しており、オーストラリア代表やフランス代表とのテストマッチも予定されている。トップリーグ変更による強化を有効に活かすためにも、貴重な対外試合とも言えるだろう。

 昨年覇者のサントリーサンゴリアスに、ヤマハ発動機ジュビロ、パナソニックワイルドナイツらを軸とした優勝争いや、2シーズンぶりとなる五郎丸歩の復帰など、多くの話題を抱える今季のトップリーグ。代表チーム強化が叫ばれる中、リーグ戦においても多くのスポーツファンの目を向けさせるような熱い戦いが繰り広げられることが何よりも望まれる。