「フリースタイルダンジョン」R-指定vsTKda黒ぶちは好プレー珍プレーでコンプラって神回

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『フリースタイルダンジョン』3rd SeasonのRec4-4
ヤバかったヤバかった。ぐいぐい盛り上がる今回のバトル。
チャレンジャーはTEAMパンチラインフェチズ。
超高速フロウのTKda黒ぶち、仁王立ちの内弁慶・崇勲、群馬の魂NAIKA MCの3人。


3rd Battleは3on3。
モンスターはDOTAMA×CHICO CARLITO×T-PABLOWの3人。

崇勲「コンビネーションまったくねぇぞクソ」
TKda黒ぶち「コンビニみたいな感じで安っぽいぜ本当に」
NAIKA MC「俺は足を引っ張らなねぇ 全員をブチ上げてんだよ」
しっかりアンサーするNAIKA MCに、まっすぐなディスの崇勲に、硬く韻も踏むTKda黒ぶち。
三者三様の武器を使って交代する一小節ずつ繰り出す言葉は強烈。
ぐっと盛り上がる。
その流れをガッツリ受け止め、DOTAMAさんがDOTAMAさんらしい毒で、
「はーい さっきから一小節交代だけど ヤバめ いらねぇとか 単純な韻ばっかり踏んでる」
と痛いところを突く。
DOTAMA「コンビニエンスみたいなラップしてるのは どちらかわかってるよねぇ」

「イケメン イケメン 学校の先生」とNAIKA MCがDOTAMAディスを入れて、
「イケメン いや豚メン どうしようもねぇ」と崇勲が絶妙な自虐ネタを挟んで、
「見た目どうしようもねぇけど ラップのスキルはありますよ」とTKda黒ぶちがしっかりとグッとアゲていくコンビネーション。
最後にNAIKA MC「お前らよりよっぽどおじさんの華があるんだよ」とトドメを刺して。
クリティカルで、チャレンジャーの勝利。

4th Battleは1on1。
1st Battle。
誰が行くかで、つられて手をあげたTKda黒ぶちに「どうぞ、どうぞ」の上島さん方式でTKda黒ぶちがGO。
モンスターはR-指定。
頭揺らしながら両者見合って、気迫バチバチ相撲の立ち合いのよう。
R-指定「そのメガネ 単なるかけてる伊達メガネ。お前ら三人 俺に勝ち目がねぇ」
展開も韻も踏んでポーズ(ぐるっと廻って)もばっちり決める。

TKda黒ぶちは、メガネは伊達じゃねぇ→スキルも伊達じゃねぇ→お前今日ダメじゃねぇの三段スライド。
さらに「何が助演男優賞 お前の未来予想図は被害妄想だと思ってるよ」とR-指定の曲をディスる。
「俺はファンみたいなもんだ」と宣言するTKda黒ぶちさんのファンなりのR-指定の今に対するストレートなディスだ。

R-指定の「曲を最後まで聞け」に対しても、譲らず、最後まで聞いて言っているとアンサー。
さらに、TKda黒ぶち「ゆっくりやれってお前が言ってたね」とゆっくり揺れながら放つ言葉。
対してR-指定「フロウならば負けない」と真っ向からフロウ勝負を受けて立つ。
「お前のラップならありきたり」とディスられてるのにTKda黒ぶちはバトルでハイになったか笑顔が漏れで思わず手を口に当てる。
R-指定「早口のからくりはお見通し」
に対して、
TKda黒ぶち「確か数年前バトル当たったときも早口のこと言ってたよね」
と受けて、さらに
TKda黒ぶち「まるで白鵬 ならば こちらは稀勢の里」
とここにきて、最初にガチガチに睨み合ってた自分たちと、白鵬と稀勢の里の睨み合いの(観客思わず万歳の)一番を重ねる。
いとうせいこう「そのままライブ盤出していいんじゃないかと思った」と絶賛する名勝負は、3対2でチャレンジャー。

2nd Battle。
R-指定「お前は通じゃねぇ っていうかお前のラップ普通じゃねぇ?」
TKda黒ぶち「アブノーマル」→「道楽」→「トラックもちゃんと乗っかる」ときて、
「これが普通かな」に「そんなくだらないディスは苦痛だな」と決める。
バチバチの盛り上がり、すごい韻の踏み合いと、アンサーの仕合いで高次元な試合。
3対2でモンスターが取る。

凄い熱気のまま3rd Battle。
R-指定が、2ndBattleのTKda黒ぶちが最後に放った「アポロ」のワードから「ポルノグラフィティ」を引き出し
「僕らが生まれてくるずっと前からこのHIP HOPがこの世にあった」と引用しながらノセてくる。
対してTKda黒ぶちは「何がポルノグラフィティ お前はクラミジアみたいなウィルスだろ 俺はHIP HOPのGraffitiのように描くぜ」
R-指定は「月」からの流れで、「かわいそうなクレーマー」「ボッコボコまるで月のクレーター」と韻を踏む。
さらに「この1歩は人類にとって大きな1歩目」と
人類で初めて月面に降り立った宇宙飛行士ニール・アームストロングの言葉“That's one small step for man, one giant leap for mankind”を引用し、
さらに「一歩目」と「ちゃんと韻を踏め」で韻を踏む。
TKda黒ぶちが、韻を踏めって話をまたしちゃうのかとディスったあとに、
「韻を踏め 好プレー珍プレーR-指定 今日は負け」と
ちなみにR-指定のフレーズでコンプラで伏せられてた言葉は「過去の栄光」と韻を踏んでると考えて、おそらく「狩野英孝」か。
TKda黒ぶちは、「お役御免」→「5面」→「リコメン」ときて、
最後に「こんなモンスターの相手 めんどくせぇ」で決める。

チャレンジャー勝利で、いよいよTEAMパンチラインフェチズが、ウォームアップ終えた般若さん:ラスボス戦へ。
初の100万獲得なるか。(テキスト/米光一成 イラスト/小西りえこ