2016年で発売45周年を迎える「UNO(ウノ)」は、大人数で遊べるカードゲームとして子どもから大人まで親しまれています。発売以来初のリニューアルが2016年3月中旬に行われ、新カード「とりかえっこワイルド」「白いワイルドカード」が導入されたので、UNOが一体どんな風に進化したのか確かめるべく、実際に購入してプレイしてみました。

UNO | ウノカードゲーム公式サイト

http://unogame.jp/

UNOのパッケージは、赤色に黄色い「UNO」の文字が目立つデザイン。



リニューアル版では、プレイヤーの誰かとカードを全部とりかえできる「とりかえっこワイルド」と、好きなルールを作って書ける「白いワイルドカード」3枚が加わっています。



プレイ人数は2〜10人、対象年齢は7歳以上。



箱を開けると、カードと取扱説明書が入っています。



数字カードは、赤・青・黄・緑の4色、合計76枚。リニューアルに伴って新カードが加わっただけでなく、カードのデザインも従来よりポップでカラフルに刷新されたそうです。



記号カードは、次の番の人を1回抜かす「スキップ」、次の番の人がカードを2枚引く「ドロー2」、カードを出す順番が逆回りになる「リバース」が各色2枚ずつ。また、場に出すカードを好きな色に変えられる「ワイルド」、好きな色の宣言&次の人にカードを4枚引かせる「ワイルドドロー4」がそれぞれ4枚ずつ入っています。



リニューアル版で新登場したカードは、「とりかえっこワイルド」と「白いワイルド」が3枚。



取扱説明書を見てみると、とりかえっこワイルドは、手持ちのカードを指名したプレイヤーと全交換し、場のカードの色を指定できるというもの。白いワイルドは、空白部分に好きなルールを書いてゲームに導入できるカードです。



説明書の裏面には白いワイルドのルール例が書かれていました。「次の人はカードに指示された色が出るまで山からカードを引き続ける」や「自分がもう一度プレイできる」などのゲームを有利に進められるルールから、「次の人は誰かが『ウノ!』と宣言するまでヒジを曲げてはいけない」「次の人は『コケコッコー』と鳴いてカードを4枚引く」といったユニークなものまで、何でもアリ。



というわけで、さっそく白いワイルドに自作ルールを書いていきます。今回は「全員が時計回りに隣のプレイヤーと手札を入れ替える」「次に自分の番が来るまでの間、場に出すカードの色をしばる」「リバース、スキップ、ドロー2、ワイルドドロー4の効果を無効化して、次の番の人に押しつける」の3種類を記入。HBかBの鉛筆で薄めに書いておけば、何度でも新しいルールを書いて使うことができます。



最初にプレイヤー全員に手札を7枚ずつ配ります。今回は4人でプレイすることにしました。余ったカードは場の中央に伏せておき、一番上のカードを表向きにして場に出しておきます。



場に出ているカードと同じ色、数字、記号を出すことができるというルールは従来のUNOと同じ。



手札が1枚になったら「ウノ!」と宣言しなければいけません。次のプレイヤーがカードを出すまでの間に宣言しなかった場合は、ペナルティとして山からカードを2枚引く必要あり。



手札が少なくなってきた左上のプレイヤーが、ドロー2を出して攻勢をかけます。



次の番の右上のプレイヤーは、ドロー2またはワイルドドロー4を持っていれば、場に重ねて出すことができますが、あいにくどちらも手札になかったため、白いワイルドの「リバース、スキップ、ドロー2、ワイルドドロー4の効果を無効化して、次の番の人に押しつける」を出します。



すると、ドロー2の効果が右下のプレイヤーに押しつけられました。



ドロー2やワイルドドロー4の効果で、他のプレイヤーよりも手札が増えてきてしまったら、プレイヤーを指名して全ての手札を交換する「とりかえっこワイルド」や……



白いワイルドの「全員が時計回りに隣のプレイヤーと手札を入れ替える」の出番。他のプレイヤーに大量のカードを押しつけることができます。



しかし、せっかく白いワイルドの効果で手札の枚数が少なくなっても、他のプレイヤーの手持ちのカードによってはドロー2とワイルドドロー4を同時に食らってしまい、一気に手持ちのカード枚数が増えてしまうことも……。



「次に自分の番が来るまでの間、場に出すカードの色をしばる」という白いワイルドは、全員の手札が少なくなってきた終盤に活躍。例えば、以下の場面では、左下のプレイヤーが白いワイルドを出して「赤」を宣言し、手札が残り3枚になりました。



次の番の右隣のプレイヤーは、「赤の6」「青の6」「赤の7」の3枚を持っています。通常であれば「赤の6」と「青の6」を2枚同時に出して、手札を一気に減らしたいところですが、場に出すカードは赤と決まっているので、泣く泣く「赤の7」1枚のみを出すことに。



しかし、1巡回った時点で場の色が赤のままだったので、次の手順で手札を2枚出して、1番にあがることができました。



数回プレイしてみたところ、新カード2種類の追加後も、ゲームのプレイ時間自体は1回20〜30分ほどで、従来のUNOとほぼ同じくらいでサクッとプレイできる印象。白いワイルドの効果次第でゲームが大きく動くこともあるので、プレイヤー全員でプレイ開始前に白いワイルドのルールをわいわい話しながら決めるのもゲームの楽しみのひとつになりそうです。

なお、新ルールが導入されたリニューアル版UNOは、Amazonでは税込600円で購入可能となっています。

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