声優・歌手として活躍する水樹奈々が、自身がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組で、自分の意見が言えないというリスナーからの悩みに答えました。水樹も引っ込み思案の人見知りだったそうで、今でも実践しているある方法があるそうです。
(TOKYO FM「水樹奈々のMの世界」2月29日放送より)


声優・歌手として活躍する水樹奈々



【「自分の意見を言えない」リスナーの悩みに、水樹も共感】

この日、番組に寄せられたリスナーの悩みは、「人の顔色が気になったり、声色で判断して、自分の意見を言えない」というもの。意見を言えない自分を卑怯だと思う気持ちから、どうしても直したいという相談に、水樹は……。

「この気持ち、めっちゃわかります。今や強い女、桃の世界の長(おさ)といわれてしまうような存在になってしまった水樹ですけれども(笑)、こういう時代が、もちろんありました」

特に10代の頃から20代前半までは、本当に引っ込み思案で人見知りだったという水樹。

「自分から何かを提案したり、発言したりすることって、絶対できなかったの……。学生時代、学級委員とかによくなっていましたが、それは決して立候補ではなく、周りから半ば押し付けられるようなかたちで……。だって、みんな委員会とかで残りたくないじゃない。早く帰りたいから。だから、『奈々ちゃんなら真面目だし、やれるでしょ』みたいな感じでやらされて……みたいな感じでしたから。いやともいえずに、『いいよ』といって引き受けていましたけど」

【意見を言えない=成長につながらない】

「どうしてあのとき意見を言えなかったのだろう」という後悔もたくさんあり、「いやだ」と思いながら、それでもなかなか自分の意見を言うことができなかったそう。しかし、オリジナル楽曲を歌うようになってから、変わり始めたようで……。

「『こういう曲を歌いたい!』というのを自分で言わないと、歌いたい曲が自分のところに集まってこないということに気づいたんですよね。何を自分が発信したいのか、やりたいのかがなくて、あたえられた曲を歌うだけでは、自分の想いが伝わらないなって……」

自分の意見を言い出せなかったことについては、こんな分析も。

「周りが大人ばかりだから、自分が言っていることが間違っているんじゃないかと思って。じゃなくて、たとえ間違っていたとしても『自分はこう思うんですけど、どう思いますか?』と。『こうなんです!』と言い切るんじゃなくて、『やってみたいんですけど、どう思いますか?』と、相手に問いかけるかたちで、まず発言してみようと思いました」

正しければ同意してもらえるし、間違っていたとしてもその理由をちゃんと説明してもらえる。でも言葉にしなければ、自分の意見が正しいのか間違っているのか、それすらもわからない。

「やりたいことができなかった後悔だけじゃなくて、その結果がどうだったかという未来も知らずに、自分の成長にもつながらないわけです」

「私なんかが」という考えを捨てて、謙虚さを持って問いかけてみることから始めると、いいのではないかとのことでした。ちなみに水樹は、ライブ演出などを思いついたとしても「こうしたいんです!」ということはなく、「こんなことしてみたいんですけど、どう思いますか?」というふうに、今でも提案しているそうです。

「みんなと一緒に作っていこうと思っての発言だと、自然とそうなっていくので……。自分を通すというかたちではなく、提案するというかたちで発言してみてはいかがでしょうか」

さて、3月7日(月)の「Mの世界」では、水樹がキュンとくるものをランキングします♪ ホワイトデーに女心をキャッチするには、どんなアイテムを選ぶべき!? どうぞ、お楽しみに。

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<番組概要>
番組名:「水樹奈々のMの世界」
放送日時:月曜日深夜1:00〜1:30
パーソナリティ:水樹奈々
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/7
番組公式Twitter:@m20081001 https://twitter.com/m20081001