デビュー戦で衝撃の2発! マンUの“新星”を英紙も高評価「彼にとって素晴らしい夜となった」

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[2.25 EL決勝T1回戦第2戦 マンチェスター・U 5-1 ミッティラン]

 ヨーロッパリーグ(EL)敗退の危機にあったマンチェスター・ユナイテッドを18歳の新星が救った。

 決勝トーナメント1回戦の第1戦ミッティラン戦で1-2と逆転負けを喫していたユナイテッドは、FWウェイン・ルーニーやFWウィル・キーンなど負傷者が続出中。そのため、ルイス・ファン・ハール監督はセカンドチーム所属の18歳FWマーカス・ラッシュフォードの起用を示唆していた。すると、25日の第2戦のウォーミングアップ中に先発予定だったFWアントニー・マルシャルがハムストリングの張りで出場を辞退。急遽、ラッシュフォードに出場機会が巡ってきた。

 18歳のイングランド人FWは、ドリブルからのシュートやMFフアン・マタにヒールパスを送るなどトップチームデビューとは思えない落ち着きで開始から異彩を放つ。すると、1-1で迎えた後半19分にマタのマイナスの折り返しをラッシュフォードが右足ダイレクトで押し込み、2試合合計3-3とタイに戻す。さらに30分にはDFギジェルモ・バレラがPA右から上げたクロスを右足で合わせ、3-1。ユナイテッドは2試合合計でも4-3で逆転に成功した。

 ユナイテッドはその後、2得点を加えて5-1で勝利。2試合合計でも6-3として決勝トーナメント2回戦進出を決めた。デビュー戦で2得点のラッシュフォードに対して、英紙各紙も高く評価。『ミラー』と『ユーロ・スポーツ』はFWメンフィス・デパイに次ぐ、チーム2位の「8」(10点が満点)、『マンチェスター・イブニング・ニュース』もチーム最高タイの「8」をつけ、「ラッシュフォードにとって本当に素晴らしい夜となった。1試合を通じて彼のエネルギーはミッティランを不安に陥れた」と評価した。

 また、『デイリー・メール』はデパイよりも高いチーム最高の「9」を与え、日本語版クラブ公式ツイッターが行ったファン投票でもラッシュフォードがMOMに選出されていた。


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