サッカー日本代表ハリルホジッチ監督とJリーグの村井チェアマンが開いた緊急会談を伝える日本の東京スポーツの記事が、中国代表のサポーターの間で反響を呼んでいる。

記事の内容は、ハリルホジッチ監督がアジアのライバル国、特に中国の動向を警戒しているという内容だ。記事によると、ハリルホジッチ監督は2万6000校ものアカデミーを作るといった中国の強化プランを挙げつつ、韓国、イラン、マレーシア、タイといった国も力を付けつつある現状において「日本代表の危機的状況への警鐘を鳴らした」としている。

この記事を知った中国人サポーターからは「こんな記事でたらめだよ、まだまだ中国代表は日本には遠く及ばない」「日本は考え過ぎだよ。中国が日本を越えるのはまだ先の話」「日本のサッカー関係者たちは中国代表をまるで理解してないね」「幾らアカデミーを作っても競技人口はそんなにいないからね」など、中国代表の実力に対して冷ややかなコメントが多い。

その一方で話題は日本代表の評価に飛び火し、「日本はフィジカルの部分を強化しないと、人種の差はしょうがないにしてもドイツなどの強豪国に当たり負けしない体が必要だと思う」という意見など、「日本がヨーロッパの強豪に勝つには?」という議論が、自国の代表の話そっちのけで展開している。

中国のファンは、サッカーに関してはあくまでもシビアなようで「(中国代表は)アジア8強にも入れないチーム、全く話にならない」「日本は心配性だ。100年たっても中国代表が日本を越えることはない」と、コメントの多くがまだまだ日本との実力差があるとの見解のようだ。また、「サッカーアカデミーよりも研究所や職業訓練校や小学校が先だろ」といった、サッカーよりも重要なことがあるなど冷静な意見が数多く寄せられている。