22日、都内のホテルで行われた記者会見の冒頭深々と頭を下げるライブドアの落合副社長（左）と平松社長。（撮影：吉川忠行）

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証券取引法違反（有価証券報告書の虚偽記載）容疑で代表取締役の熊谷史人容疑者が逮捕されたライブドアの平松庚三社長は22日夜、東京都港区のホテルオークラ東京で記者会見を開き、山崎徳之取締役を代表取締役とする新経営体制を正式に発表した。

　会見の冒頭で、平松社長は株主や関係者に対して「多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げる」と用意した声明文を読み上げ、同席した落合紀貴副社長とともに深々と頭を下げた。その上で、同社の経営姿勢について「余りにも株価至上主義に走りすぎた」と振り返り、社会的責任や法令順守の徹底を強調した。

　山崎新代表取締役は海外出張中のため、会見を欠席した。

　ライブドアは２月14 日、熊谷容疑者、羽田寛氏、山崎氏の全取締役３人の出席で、臨時取締役会を開催。商法255条は必要な取締役数を３人以上と定めているため、熊谷容疑者が逮捕による拘置で不在になるのを前に、駆け込みで代表権の異動を決議した。【了】

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