イングランド・プレミアリーグ、マンチェスターUのMFクリスティアーノ・ロナウドが19日、レイプ容疑で逮捕された。同日、英国の各メディアが一斉に報じた。報道によれば、ロナウドは今月1日に行われたフルハム戦後の2日未明、ロンドン市内のサンダーソンホテルの最上階スイートルームで、女性に暴行を加えた疑いがかけられている。

 被害者の身元は明かされていないが、訴えているのは女性2人で、英国内の新聞社へ最初に訴えを持ち込んだという。この件に関し、クラブのフィル・タウンセンド広報担当は「現状ではコメントしない」と述べ、公式なコメントはせず、動向を見守る構え。

 逮捕前にロナウドの元へロンドン警視庁から、調査のため出頭要請が出されていた模様で、ロナウドは弁護士と伴に事情聴取を受けている。また、ロナウドと一緒にいたとみられる30代の男性も事情聴取を受けたが、逮捕はされていない。今後、事情聴取の後、警察は送検するかどうか調査を重ねるが、ロナウドの友人によると、自分はハメられた犠牲者で潔白だ、と語っていたという。

 クラブとの契約の延長交渉も大詰めに差し掛かっていた矢先のロナウド。欧州サッカー界の中でも、とりわけ将来を嘱望されている若きスター選手に、突如として暗雲が立ち込めた。