16日のセリエA第28節でパルマと対戦するミラン。クラレンス・セードルフ監督は平静を保ち、「ファンは最後にクラブの利益を守ってくれると確信している」と話した。同時に、「パルマはうまくやっており、絶好調だ。厳しい試合になるだろう」とも述べている。

「我々は試合ごとに考えて、上がっていかなければいけない。今は11試合が残っている。選手たちは目標に集中し始めており、100%を出し尽くしたいと思っているよ。ユヴェントス、アトレティコ・マドリーに勝っていれば、何か違っていたかもしれない」

「我々は情熱的に仕事をする。人生にはもっと深刻な問題を抱えている人たちもいるんだ。サポーター? 私に対しては大きな愛情と期待を注いでくれている。彼らは私に何か重要なことを期待しているんだ」

「私はアメしか使わない。ムチが使われたのは、私が就任するまでで、その結果はご覧のとおりだ。私は就任したときに、心身ともにチームが限界にあることを知った。私は笑顔で仕事をする。それを変えるつもりはない」

「ミランは2年前から追いかけている。精神的にどんどんキツいんだ。反撃は難しい。結果を残すことが重要だからね。ビッグチームは常に良いプレーをするわけではないが、勝たなければいけないんだ。選手たちは良くなっている。結果は継続的な形で訪れるだろう」

「我々はサポーターの心情を尊重しなければいけない。彼らはチームが頑張っていればたたえるんだ。だが、残るのは結果だけなんだよ。サポーターがミランに必要なことをしてくれると分かっている。サポートしてくれるはずだ」

「(マリオ・)バロテッリに対するサポーターの態度? 選手たちはみんな、互いを助けて戦わなければいけない。一人のせいではないんだ。全員が最大の結果を残すために仕事をする。我々には100%を尽くす義務があるんだ。クラブとともに、ミランをこのユニフォームにふさわしいものにするために全力を尽くす。私はこのグループを信じているよ。少し自信が足りないんだ」

サポーターはFWステファン・エル・シャーラウィの復帰を待っている。

「私は来年に向けて彼を温存しておきたい。焦らせてはいけないんだ。彼の健康はクラブの財産だよ。非常に慎重になる必要がある」

セードルフ監督は、自身の立場が危険にさらされているのではないかとの声にこう答えている。

「これが結果なら、つくられた状況の責任者は私ではない。私には契約があり、クラブの信頼がある。クラブが私と一緒に強いミランをつくるために全力を尽くすと確信しているよ」

元ミランのロベルト・ドナドーニ監督が率いるパルマ戦については、こう話している。

「(ジャンパオロ・)パッツィーニがスタメン? いや、明日はない。彼のことはプロとして尊敬している。我々には2人のストライカーがいるんだ。バロテッリが先発で出場する。どんな試合になるか? パルマはとても組織的で、前線には優れた個の選手たちがおり、守備が良い。うまくやっている彼らに賛辞を送ろう。我々はミランらしいプレーをするために全力を尽くす」