チャンピオンズリーグ準決勝でボルシア・ドルトムントを相手に敗退したレアル・マドリー。セカンドレグから一夜明け、スペインのメディアは、ジョゼ・モウリーニョ監督へのオマージュをささげつつ、同監督の退任を確実としている。

『パイース』は、レアルが「無傷のヒロイズムとともに大会を後にした。サッカーとは恐ろしい者でもあり得る。震えるような夜だった。雄々しい終盤戦となったのは、偉大なるレアルの功績だった」と伝えている。

一方、『アス』は、レアルが「ラスト10分間で自らを乗り越えた」と報道。だが、モウリーニョ監督の未来はプレミアリーグ、チェルシーにあるとしている。

イギリスのメディアも、モウリーニョ監督のプレミアリーグ復帰は決まりと見ているようだ。『タイムズ』は、“スペシャル・ワン”ことモウリーニョ監督が、「チェルシーとの愛の物語を再開させる準備ができた」と報じた。

『ガーディアン』も、モウリーニョ監督のチェルシー復帰は確実と見ており、合意の準備もあると伝えている。また、モウリーニョ監督とスペインの関係が良好ではなかったことも強調した。

なお、チェルシーDFブラニスラフ・イバノビッチは、『デイリー・ミラー』で、チェルシーの選手たちはモウリーニョ監督の就任を「待ち切れない」と話している。