サッカーのU−23日本代表は26日、グラスゴーで行われたロンドン五輪のサッカー1次リーグの初戦で、優勝候補のスペインを1対0で破った。複数の韓国メディアがこの結果を受けて、「日本が大異変を演出した」と相次いで報じた。

 日本代表は、もっとも大事な第1戦で強豪スペインと対等の試合を繰り広げた。前半34分、大津祐樹のゴールで決勝ゴールとなる先制点をあげた。後半に入ってからも攻撃を主導し、1対0で貴重な勝ち点3をもぎ取った。

 韓国では、試合開始前から大手ポータルサイトでは「日本 スペイン」がリアルタイムの検索ワードの上位に登場するなど、日本対スペイン戦に高い関心が寄せられた。優勝候補のスペインが日本を制すとの予想が圧倒的に多かった状況での日本の勝利について、多くのメディアが「大異変」と報じた。

 韓国メディアは「日本は組織的な動きで相手のパスワークを遮断した」「後半に入っても攻撃を緩めず、チャンスが多かった」「攻撃で精度が上がればスペイン大破の波乱を引き起こしたかも」「日本を圧倒すると予想されていたスペインは、日本のプレッシャーに押されて苦戦」などと試合の内容を分析した。

 一方、韓国代表はメキシコと引き分けに終わった。韓国メディアは「絶対にほしい初戦で勝利できず、厳しい展開になる」とし、自国代表のゴールの決定力不足が大きな課題と指摘した。(編集担当:金志秀)