ロシア代表の新指揮官はファビオ・カペッロ監督になるようだ。候補者は13名だったが、勝ったのはカペッロ監督だった。ロシアサッカー連盟は同監督に、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)まで、ロシア代表を率いるように託した。年俸は500〜600万ドル(約4〜4億8000万円)のようだ。

『スポーツ・エクスプレス』によれば、ロシアサッカー連盟はすでに12日、カペッロ監督がモスクワに到着した日に、同監督と合意に達したという。ロシアのメディアは、残すは契約書へのサインのみとしており、それも来週実現すると報じている。

ロシアのビタリー・ムトコ・スポーツ大臣は、「双方が良い印象を抱いたと思う。話し合いを続けるだろう」とコメント。ロシアサッカー連盟のニキータ・シモニアン会長は、「カペッロ監督はこのチャンスにすごく関心があるようだった。ロシアに住む用意もあるし、月に数日だけロシアに来るのではない。このことが、彼の考えを物語っている」と話している。

ムトコ大臣は、「22日までに新監督を発表しなければいけない。国内リーグが始まるし、8月15日には北アイルランドとのW杯予選があるからだ。選手たちのことを知り、何が起きているかを見て、正しい雰囲気をつくるために、新監督には少し時間が必要だろう」と語った。

カペッロ監督がモスクワに到着した際、同監督を見かけたアムカルのFWセルゲイ・ボルコフは、『ツイッター』で「サインを頼んだら、断られなかったよ」と明かしている。