マンUのレジェンドが香川を称賛「職人のようなプレーを見せてくれるはず」

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 かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したブライアン・ロブソン氏は、新加入の日本代表MF香川真司について、チームの伝統ある背番号7を選択しなかったことや香川が担うチームでの役割などについて語った。

 背番号7はユナイテッドのエースの証として、エリック・カントナ氏、デイヴィッド・ベッカム(LAギャラクシー)、クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)など名だたるプレーヤーが身につけてきた特別な番号だ。マイケル・オーウェンの退団により7番は空くことになったが、香川はC大阪時代に身に着けていた26番を選択。「クラブに入ったばかりなので、大きな番号は要求していません」とコメントし、思い入れのある背番号を希望したと語った。

 背番号7を身につけたロブソン氏は、香川の謙虚な姿勢に好印象を持ったようだ。「(背番号7を選ばなかったことで)彼が非常に正直な人間であることが分かる。シンジは現実的な選手だ。日本人選手の長所は、ハードワークを厭わず、誠実に仕事を実行することだ」と語り、香川の性格を褒め称えた。

 また、ロブソン氏は香川の起用法についても言及。「ツアーでの試合でアレックス・ファーガソン監督は起用法を見出そうとしていると思う」とコメントした上で、香川のフレキシブルさに期待していると語った。

「彼は非常に良いオプションで、ハビエル・エルナンデスとダニー・ウェルベックの背後でプレー可能だし、ウェイン・ルーニーがトップでのプレーを望めば、すぐ後ろにシンジを使える」

「シンジについて聞いている限り、複数のポジションでプレーできるようだし、期待に応えてくれるだろう。万能性のある選手は監督にとって重要だ。監督は、チームバランスを改善できる柔軟な選手を好むからね。彼が職人のようなプレーを見せてくれると信じている」

[写真]=(C)ManUtd.jp