大韓サッカー連盟は16日、レバノン首都ベイルートで行われたW杯3次予選で、韓国代表の選手が試合中にレーザービーム攻撃を受け、試合に影響を受けたとして、FIFA(国際サッカー連盟)とAFC(アジアサッカー連盟)に抗議文を送ったことが明らかになった。

 レバノン戦で勝利して3次予選の突破を目指していた韓国代表は、2対1で敗戦を喫した。韓国ではまさかの敗戦という結果にショックを隠せず、主力選手の不在や芝の状態などを敗因として挙げた趙広来(チョ・グァンレ)監督への厳しい非難が続いている。

 一方で、レバノンのサポーターによるレーザービームへの怒りも静まらない。レーザービームは90分間続き、主審に抗議をしたが試合終了まで改善されることなく、プレーに集中できなかったと語る選手もいる。韓国メディアからも「韓国代表は観衆とも死闘した」「韓国の敗戦はレーザービームのせい?」「国際競技を行うにはまだ水準未達という非難を免れられない」などと厳しい批判が相次いだ。

 報道によると、大韓サッカー連盟は悪意的なレーザービーム攻撃とサポーターの乱入を問題視し、FIFAとAFCにレーザービーム関連の写真とともに正式的な抗議文を送ったという。(編集担当:金志秀)