アルベルト・アクイラーニに続く移籍はないようだ。ミランの「ミスターX」は、アクイラーニだった。ほかのイタリアのビッグクラブと異なり、ミランは唯一、1週間早くに補強を終わらせていたようだ。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、『ガゼッタ』の独占取材に対し、非常に明確に話している。

「ミランのマーケットは終わりだ。私はこの数日、何度もそう言ってきたはずだよ。だが、もう一度繰り返しておこう。このマーケット終盤も含め、ミラン移籍が噂されている選手たちについては、すべて根拠のないものだよ。我々のチームは完成しているんだ」

ミランは今夏、5人のニューフェイスがマッシミリアーノ・アッレグリ監督率いるチームに加わった。ローマからDFフィリップ・メクセス、マルセイユからDFタイェ・タイウォ、リヴァプール(昨季はレンタルでユヴェントスに所属)からMFアクイラーニ、トリノからFWジャンマリオ・コーミ、ジェノア(昨季はパドヴァでプレー)からMFステファン・エル・シャーラウィの5選手だ。

一方、放出したのは12人。MFアンドレア・ピルロ(ユヴェントス)、DFマレク・ヤンクロフスキー(バニク)、DFソクラティス・パパスタプロスとMFアレクサンダー・メルケル(ジェノア)、DFディダク・ビラ(エスパニョール)、DFミケランジェロ・アルベルタッツィ(ヘタフェ)、FWシモーネ・ヴェルディとFWナマディ・オドゥアマディ(トリノ)、DFニコラ・レグロッターリエ(カターニア)、MFロドニー・ストラッサー(レッチェ)、FWジャコモ・ベレッタ(アスコリ)、FWアルベルト・パロスキ(キエーヴォ)が舞台を移している。

また、ミランではユヴェントスとの「ベルルスコーニ杯」で負傷したMFマテュー・フラミニが、リヨンで右ひざ前十字じん帯の手術を受けている。復帰までには5、6カ月を要する見込みで、フラミニがチームに戻るのは2月から3月にかけてとなる。