昨シーズンはまったく試合に出場することがなかったMFステファン・ヨベティッチは、指揮官のプロジェクトの中核にいる。フィオレンティーナにとって、負傷から復帰した彼は“新戦力”も同然だ。

テストマッチでキャプテンマークを託されたことも、クラブの信頼の表れである。ヨベティッチはフィオレンティーナの将来を支える選手だ。ほかの偉大な選手をひきつけるためにも、彼がチームのイメージとなる必要がある。

とにかく、ヨベティッチは戻ってきた。まだ、夏のプレシーズンマッチでしかないが、励みになったことは確かだろう。コルティーナとの一戦では、見事なゴールを決めた。ヴァッツォレーゼ戦では、30分で3ゴールと爆発している。トレヴィーゾとのゲームではFWアルベルト・ジラルディーノに2アシスト、うち1つはヒールパスを通した。

ヨベティッチは、順調に調整が進んでいると実感している。

「全部うまくいっているね。自分のひざの反応には満足しているよ。まだ試合勘が戻っていないのと、もう少しボールを使った練習を重ねないといけない。でも、シーズン開幕までに準備はできているはずだ」

「ゴールもアシストも2桁を狙いたい。モチベーションは高いよ。みんなが僕に期待しているのは知っている。その信頼にこたえらえるようにすべてを尽くす。より強くなって復帰するよ」