「週刊ベースボール」(2.7号)に掲載された巨人・清武英利球団代表(60)のコラム「斎藤佑樹を蹴って澤村拓一を指名した理由」が、斎藤の父・寿孝氏の怒りを買ったようだ。

22日(火)発売の「週刊アサヒ芸能」(3.3号)は『「息子に期待できるのは人気だけですか」日ハム 斎藤・父が巨人 清武代表「実力不足」発言に猛反論!』と題し、一連の経緯を伝えている。

「その文面からは、巨人が斎藤を蹴ったのは人気より実力を重視した結果だった、と読み取れるのだ」と同誌が綴っている清武代表のコラムだが、「週刊ベースボール」が発売されると、これに反論する投稿が「夕刊フジ」に寄せられた。

「夕刊フジ」に掲載されたのは、『斎藤に期待できるのは人気と伸びしろだけで、実力は大したことがないということか。さも人気目当てで取ったみたいな言い方は日本ハムにも失礼だ』という投稿とされるが、その送り主「斎藤の地元・群馬県太田市の支援者」の正体は、なんと寿孝氏のようだ。

だが、同誌にコメントを寄せるスポーツ紙記者は、「ドラフトから今日まで、野球報道は斎藤一色。4月22日からの楽天対日本ハム3連戦が、テレビ中継される可能性もあります。田中将大と斎藤佑樹の一騎討ちが実現しそうだからです。テレビ中継数が激減している巨人にすれば、斎藤を獲得していたら事態は一転していたかもしれません。日本テレビ内にも『斎藤を獲っていれば…』の声は現場レベルで出ています」と語っており、清武代表からすれば、周囲の声より先に弁明しておく必要があったことがうかがえるものの、同じく同誌にコメントする球団関係者は、「寿孝さんは早大進学時に熱心に誘ってくれた巨人には好印象を抱いていたんです。でも、昨秋のドラフト直前の面談で、『澤村で行く』とはっきり言われ、ショックを受けていました」とも話している。

寿孝氏にしてみれば、巨人から2度に渡って手の平を返すように態度を変えられた分、怒りもひとしおだったのかもしれない。

週刊アサヒ芸能 [ライト版]<デジタル>(PC版)
週刊アサヒ芸能(モバイル版)