セリエＡ首位のミランは、ここ２試合でドローが続いており、周囲との差が詰まってきている。しかし、マッシミリアーノ・アッレグリ監督に焦りはない。難しいリーグ戦になることは覚悟の上だったようだ。

アッレグリ監督は、「リーグ戦は長い。まだたくさんの試合がある。イタリアでは、（シーズン終了の）２カ月も前にスクデット（セリエＡ優勝）が決まったことはないんだ。我々は良い態度で戦うことができている。インテルがスクデットレースに戻ってくることは分かっていた。ナポリは最高のシーズンを過ごしているし、ローマもいる。シーズンを決する時期に向けて、集中を持続していかなければいけないね」と話した。

『ミランニュース』のインタビューに応じた指揮官は、FWアレシャンドレ・パトとFWズラタン・イブラヒモビッチの連係が不十分だと感じている。アッレグリ監督は、「彼らはもっと一緒にプレーしなければいけない。互いのことを知ることが大事だ」と述べた。

そのパトは、最近の不調が批判の的になっていたが、チームとともに優勝できると思っている。追い上げてきたインテルについて問われると、「僕たちはまだ首位で、自分たちのことだけを考える。イブラと一緒にうまくいっているよ。周りは僕たちが問題を抱えていると言うけれど、まったく問題ないんだ」と答えた。

DFチアゴ・シウバも心配していないようで、「インテルが僕たちの脅威になったら？　僕たちに恐れはないよ。彼らが調子を上げているのは確かだけど、僕たちの方が前にいるんだ。落ち着いて、今の道を進んでいくだけだね。今は引き分けが多くて、僕たちにとって厳しい時期だけど、土曜日の試合に勝って、チャンピオンズリーグにも勝つ。パルマは良いチームだけど、僕たちは十分に勝てると思うよ」とコメントしている。