埼玉スタジアムで24日、国際親善試合のキリン・チャレンジカップが開催され、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場する日本代表と韓国代表が対戦した。日本は0−2で完敗を喫した。

 試合は前半開始直後に動きを見せ、韓国代表のキャプテンを務める朴智星(パク・チソン、マンチェスター・ユナイテッド)に先制点を許すと、後半ロスタイムにも朴主永(パク・チュヨン、モナコ)にPKを沈められた。

 韓国のメディアは、右足からの強烈なシュートで初ゴールを炸裂したパク・チソンは普段と違い、何のジェスチャーも取らないまま日本応援団と韓国から駆け付けた観衆たちを黙々と眺めたと紹介している。  パク・チソンは競技後インタビューで 「私にヤジを飛ばした日本のファンにゴールで答えてみせた」と発言し、先制点となったシュートは、日本の応援団を向けたメッセージを織り込んだセレモニーだったとほのめかしている。

 韓国のメディアは、日本代表の応援団は、試合開始前にパク・チソンの名前が読み上げられると、おびただしいヤジを飛ばし、警戒心をあらわにしたが、観衆のヤジを実力でねじ伏せたことで、パク・チソンはキャプテンとしての存在感を遺憾なく発揮したと絶賛している。

 また、パク・チソンは選手たちを励まし、主審にアピールするなどリーダーとしての役割も果たした。これに対してパク・チソンは「キャプテンだから当然すべきこと。たまにポジションや位置の変更を指示することもあったが、選手たち自身がよく分かっており、多くの話をする必要はなかった」と述べた。

 日本戦で勝利を収めた韓国代表チームは25日、訓練地であるオーストリアに向かう。30日にベラルーシ、6月4日にはスペインと親善試合を行う予定。(編集担当:李信恵・山口幸治)



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