マンチェスター・シティFWカルロス・テベスがイギリス『デイリー・メール』のインタビューで、今シーズンのチームについて次のように話している。

「オレたちは成長しているところだ。ただ、ビッグになるにはあとまだ１、２年は必要だろうな。そのためには忍耐力が必要になる。マーク・ヒューズ（前監督）を解任するという決断を下したのは経営陣だ。そして彼らにはその権利がある。彼らがお金を払っているんだからね」

「だが、正しい解決策だったかと聞かれたら、オレの答えはノーだ。オレはどんな指揮官でも、どんなユニフォームでもプレーする。そして、変化を起こすのに選択をする人たちの権利に敬意を払うよ。でも、一晩で道をつくれるわけじゃない。マークにはもっと時間を与える必要があった。でも、あまりにも性急に彼を追いやるという決断が下されたんだ」

「一つのプロジェクトにこれだけの金額を投資して、５カ月で監督を解任するなんてあり得ないよ！　オレたちみんなを獲得したのはマークだ。偉大な指揮官だし、彼がまた別のビッグクラブに行くと確信しているよ」

このコメントからは、ロベルト・マンチーニ現監督との関係がすべてうまくいっていないように思われる。ここ18試合で20ゴールと、テベスは素晴らしい記録を残しているが、そこにマンチーニ監督の功績はあまりないと主張している。

「プレーできていることはハッピーだけど、サッカー選手としてマンチーニがオレを成長させたわけじゃない。オレはケガから戻ってきてから、ずっと同じレベルでプレーしているんだ」

特にテベスは二部練習を好ましく思っていないようだ。

「オレたち選手はこのプログラムに満足してない。長いシーズンの最後に来ているし、疲れているんだ。そして重要な試合を戦わなければいけない。なのに、監督はオレたちに二部練習をやらせ続けている。午前と午後にね。理解できないよ。とにかく、監督は彼であり、オレは選手だ。マンチーニとはうまくやっているよ」

一方、テベスはマンチェスター・ユナイテッド時代ノチームメート、FWウェイン・ルーニーに賛辞を送っている。

「彼は世界最高の選手だ。彼と一緒にプレーできるのは特権だよ。クリスティアーノ・ロナウドと同じさ。ルーニーが（リオネル・）メッシの上かって？　彼のポジションならそうだ。でも、メッシはあの役割でナンバーワンだよ」

最後に、テベスはマンＵのアレックス・ファーガソン監督について、「このインタビューでは話さない」としている。