イングランド代表を率いるファビオ・カペッロ監督は、まだ希望を捨てていない。希望とは、マンチェスター・シティDFウェイン・ブリッジをワールドカップ(W杯)に連れていくことだ。同選手の元パートナーと浮気をしたチェルシーDFジョン・テリーとともに、南アフリカ行きの飛行機に乗せたいと願っている。

3日に行われた国際親善試合のエジプト戦で左サイドバックに入ったレイトン・ベインズのパフォーマンスが悪かったわけではない。それでも代表監督は、ブリッジと負傷中のチェルシーDFアシュリー・コールを左サイドバックにと考えている様子だ。

ブリッジは代表招集に応じないことを表明しているが、まだカペッロ監督は扉を開いて待っている。『サン』によると、「カペッロはまだブリッジを連れていくという希望を捨てていない。すでに彼がW杯に行かないと告げたとしても、代表監督は状況をモニターし続けるだろう」とのことだ。

テリーの周囲の状況は、いまだデリケートなままである。しかし、エジプト代表戦の後にテリーやMFフランク・ランパードが残した言葉によれば、チームスピリットへの影響はみじんもなかったという。元主将テリーは、「みんな団結していた。プライベートなことに関しては、仲間たちが支えになってくれたね。ただ、観衆にも感謝しなければいけない。試合が終わったとき、僕を称えてくれたよ」と話し、雰囲気が良くなってきたと感じているようだ。