6日に行われるセリエA第27節でローマと敵地で対戦するミランは、前節アタランタ戦で負傷したFWアレシャンドレ・パトを欠いて試合に臨む。これは予想されていたことだが、代役を務めると思われていたMFマンシーニもこの一戦に間に合わなかった。

5日にミランが発表したローマ戦に向けた招集メンバーの中に、マンシーニの名前は含まれていない。レオナルド監督は次のように説明する。

「マンシーニは今週、トレーニングを重ねていた。(2月12日に行われた)ウディネーゼ戦の負傷から戻ってくるためにね。しかし、まだ彼は苦しんでいる。大事をとって、休ませることにした。まだ彼はコンディションを上げなければいけないね」

こうなると、MFデイヴィッド・ベッカムかMFイニャツィオ・アバーテをウィングとして起用することになるだろう。どちらを選択するのか。指揮官は笑顔で質問に答えた。

「二択であることは間違いないね。しかし、まだ決めていないよ」

それでも、10日に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグのマンチェスター・ユナイテッド戦では、このポジションに問題を抱えることはなさそうだ。

パトの現状について問われたレオナルド監督は、「予想よりも軽いケガでよかった。現時点で彼の状態を判断するのは難しい。月曜日の検査で、もう少し詳しいことが分かるだろう」とコメント。慎重な姿勢を崩さなかったが、回復は順調なようである。