名古屋を元気に!河村市長が語る“もったいにゃー精神”とは

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東国原知事や橋本知事など、地方を元気にする“個性派政治家”たちの活躍が目覚しい中、名古屋市長・河村たかし氏も、“ジモト愛”に溢れた市長として名古屋人にアツい支持を得ている。そんな市長に、東海ウォーカーは独自に取材を敢行! 「名古屋の魅力」から「日本初の秘策」まで、たっぷりと“河村節”で斬ってもらった。

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まずは、この質問から。ずばり、「名古屋の魅力」とは?

それは、「“安くてうみゃー” を作れることだがね」と、河村氏。「名物といわれる『ひつまぶし』。あれはもともと客に出せない崩れた身をまかないとして食べたのがはじまり。そういう、もったいにゃーの精神が、名古屋には昔からあって、創意工夫でうみゃーことやってきとる。そんな名古屋の持ち味はもっといかさにゃ」

とはいえ、「質素倹約はええが、やりすぎはあかん!」とも言う。「たとえば東山公園(名古屋市・千種区)じゃビールが飲めんときとる。家族で楽しむ場所なのに、お父さんの楽しみは奪うんかい。安い(質素)だけじゃなくて、おいしく(楽しく)せんと意味がない。そしたら名古屋はどんどんおもしろなる」

ちなみに、この取材後、東山公園でのビールの試行販売が決定。この決断力や実行力も河村市長の魅力なのだ。徐々にトークもヒートアップしてきた河村市長、このあたりで“本職”でもある「政治改革」についてお伺いしたいのですが…。

「ワシが言っとるのは“減税”。減税ができたら日本初だがね。歴史を見てみぃ、実現したら楽市楽座を作って貴族の既得権益をぶち壊した信長以来の大改革だで。『日本一、税金が安い町』という強い特色は、そこに住む人にとって誇りになりうる。だから、減税は、名古屋に今はない“支柱”になりうると思っとるんだわ」(河村市長)

さすが、市長らしい改革提案。名古屋市民としては、何よりうれしい改革だ。最後に、その独特の“超ネイティブな名古屋弁”について聞いてみた。

「よう『言葉をなんとかしてくれ』とワシは言われるが、とろくさいこと言っとったらあかん! 生まれた土地の言葉に自信を持たんでどうする!」と、名古屋人に対し、河村流の“渇”をもらった。

何事に対してもアツい、河村たかし名古屋市長。名古屋市民の期待を背負った彼の活躍が、これからますます楽しみだ! 【東海ウォーカー6/23発売号に掲載】

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