以前GIGAZINEでアメリカにあるゲーム業界最大手のビデオゲーム制作会社EA(エレクトロニック・アーツ)の決算で、PS3向けソフトの販売額が前年度の第一四半期よりも969%増加して、Xbox360を大幅に上回ったことをお伝えしましたが、ほかの大手ゲーム制作会社でも同様の現象が確認されているそうです。

今一つ振るわない感のある日本市場とは異なり、アメリカ市場などでは1年先行したこともあってXbox360の販売台数がPS3を大幅に上回っていますが、どうやらソフトの売り上げにおいて、意外な逆転劇を見せている模様。

詳細は以下の通り。
Analysis: PS3 selling more games than Xbox 360 with smaller install base - GAMER.BLORGE

この記事によると、世界最大手のゲーム制作会社「エレクトロニック・アーツ」の収入の約17%をPS3向けソフトの売り上げが占めたのに対して、Xbox360向けソフトの売り上げが約10%であったことと同様のケースが、世界の大手ゲーム会社で見られるそうです。

日本のバンダイナムコゲームスの場合、PS3向けソフトの販売本数がXbox360向けソフトを57%上回っているほか、KONAMIも「MGS4」の発売によって、ソフトの販売額の57.3%をPS3向けソフトが占めたとのこと。なお、Xbox360向けソフトはわずか2.6%を占めるにとどまっています。

そしてヨーロッパの大手ゲーム制作会社「UbiSoft」に関しても、ソフトウェア販売本数の約14%をXbox360が占めていたのに対して、PS3は約20%を占めていたため、PS3はサードパーティーのソフト制作会社にとって効率が良いとしています。

任天堂のWiiや値下げしたマイクロソフトのXbox360と比較しても本体価格が高額な感が否めないソニーのPS3ですが、ほかのプラットフォームよりもソフトが売れるのであれば、これから先もサードパーティー製の良質なソフトが供給され続けるということなのでしょうか。

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