ZSTに旋風を巻き起こす山田(上)、横山(下)の高校生コンビ!数年後が楽しみな逸材だ!

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10月7日(日)、ディファ有明にて開催された『ZST.14』。セミファイナルでは、ライト級グラップリングタッグマッチとして、“東洋の神秘”矢野卓見&代官山剣Zのベテランコンビが、山田哲也&横山大輔の現役高校生コンビと激突した。

山田は、しんわトータルコンバットに所属をし、グラップリングのみならず、先のZST『SWAT!-RX』では旧リングスルールでも堂々の勝利。一方の横山は、クロスワンジム湘南に所属、勝村周一郎に教えを乞い、独特の足捌きに加え、得意のアンクルホールドを武器に大活躍。驚異の高校生コンビとして日増しに注目度を上げている。

この日は、一筋縄ではいかない矢野&代官山を相手に、どんなファイトを繰り広げるかに期待が集まっていたが、若き超新星は予想を遥かに上回る大活躍をみせた。

先発を務めたのは代官山と山田。開始早々、山田は代官山に電光石火の飛び付き腕十字固めを極めるや、なんと36秒での秒殺劇を演出した。

試合後、パートナーの速攻勝利に複雑な表情をみせた横山は、山田と勝利を分かち合いながらも、出番のない悔しさをマイクにぶつけた。
「矢野さんシングルでお願いします」とアピールするや、急遽、矢野vs横山によるグラップリングマッチが決定。両者は、再びリングに登場した。

試合では、序盤こそ、リングに寝転がって挑発する矢野だったが、山田同様、横山もまた驚異的な強さを発揮。矢野に対し、再三アンクルホールドを仕掛けては、ギブアップ寸前まで追い込み、2Rには変形チョークも披露。“東洋の神秘”矢野を相手に、積極果敢に攻め続けた。

エクストラマッチの結果こそ、時間切れ引き分けとなったが、試合後の矢野は、横山を絶賛。「世界のトップを狙えるだけの才能を感じた」と話した。しかし、横山のアンクルホールドについて聞かれれば、「俺の足じゃない(と思っている)から(折れても)関係ない」、「関節はギブアップしなきゃ、なんてことないですから」と、その凄みをみせつけることも忘れなかった。

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