サンプドリアFWフランチェスコ・フラーキ(31)に続き、またしてもセリエA、メッシーナGKニコラス・カリオーニ(24)にコカインの陽性反応が出た。同選手にコカインの陽性反応が出たのは、2月21日に行われたセリエA第23節対カターニャ戦後のドーピング検査で。

 この事態を受け、イタリアサッカー協会のアンチドーピング会長ジュゼッペ・カプアは「各クラブで選手教育を徹底してほしい。カルチョ界に薬害が蔓延するのを見過ごすわけにはいかない。ドーピングとコカインは別問題で、カルチョ界の薬害が社会に及ぼす影響は大きい。我々もコカイン撲滅に向け全力を尽くすが、今一度クラブ、選手一人一人が社会に及ぼす影響力を自覚してほしい」と厳しい面持ちで語った。