ドコモが投入した、格安スマホ対抗の2機種 どっちが買い?
ドコモは、格安スマホ対抗プラン「docomo with」に対応する冬春スマートフォンとして「AQUOS sense2」と「Galaxy Feel2」「らくらくスマートフォン」の3モデルを追加しました。

このうち、「AQUOS sense2」と「Galaxy Feel2」のどっちが買いなのか、仕様を比較してみました。

有機ELのGalaxy、IGZO液晶のAQUOS

「docomo with」は、指定スマホの購入で、通信料金から毎月1500円を『ずっと』(ドコモ談)割り引くプラン。月々サポート(端末の購入補助金)は適用されませんが、端末購入から2年が経過した3年目・4年目以降も月1500円の割引が継続します。

この「docomo with」に対応する2モデルの本体価格は「Galaxy Feel2」が4万2210円、「AQUOS sense2」が3万1752円と、約1万円の開きがあります。(いずれも一括・税込価格)


▲Galaxy Feel2



▲AQUOS Sense2

なお、いざ実機に触れてみると、その価格差は十分に理解できます。

その主な理由はディスプレイです。「Galaxy Feel2」はミドルレンジながら、ハイエンドスマホと同じ有機ELを採用。一方の「AQUOS Sense 2」はIGZO液晶を採用します。見比べると有機ELのほうが発色が鮮やかで、黒も締まっており高コントラスト。解像度的には「AQUOS Sense 2」がフルHD+と上なのですが、画質的には「Galaxy Feel2」が勝っている印象です。

カメラ性能に目を向けると、画素数は「Galaxy Feel2」が前面・背面ともに1600万、一方の「AQUOS Sense2」は背面1200万・前面800万です。両モデルともAIシーン判定に対応し、料理や人物などの被写体を認識し、自動で彩度を補正する処理を施してくれます。


▲AQUOS Sense2で料理にカメラを向けた様子。自動で設定が切り替わり、飯うま写真が撮影できる

両モデルの仕様比較は下記の通りです。


コスパの非常に高い両機ですが、あえて選ぶとすれば、「Galaxy Feel2」に分があると感じました。というのも、4万2210円という本体価格ながら、高級スマホが多く採用する有機ELを採用。シャープもIGZO液晶の美しさを訴求するものの、比較すると有機ELの鮮明さに圧倒されます。

また、「Galaxy Feel2」が4GB RAMを搭載する点も見逃せません。RAM容量が多いということは、時を経ることにリッチ化するスマホアプリに長く対応できるということ。1つの機種を、長く使えば使うほどお得になる「docomo with」にもピッタリではないでしょうか。

なお、「AQUOS Sense2」は約1万円安く、3万円台という手の届きやすい価格帯でもあります。また、ディスプレイの解像度は「Galaxy Feel2」よりも高精細なので、発色よりも高精細に重きを置くのであれば、Galaxy Feel2よりオススメです。また、中高年でも安心して使える「簡易ホーム画面」や、日本で認知度の高い「AQUOSブランド」というアドバンテージもあるでしょう。

2機種の発売時期は「Galaxy Feel2」が11月上旬、「AQUOS sense2」が今冬となっています。