オリエンタルラジオ中田敦彦が、10月10日放送の『中田敦彦のオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)にて、動画投稿アプリ「Tik Tok」について語った。

 番組で中田は、「Tik Tok」で流行している動画について、素人がアーティストのダンスをマネて投稿するダンス系動画と、「やってみる・指示される」系動画に分けられると説明。

 特に注目するのは女性投稿者の「言いなり選手権」だという。一体どんな動画なのか。中田はこう説明する。

「『右、左、こっち見てピース!』みたいなやつ。そのあと(人から)何を指示されるかっていうと、『セクシー、ぶりっ子、あざとい、ドッカーン!』。男が『カワイイ!』って思うようなあざといポーズの集大成を、15秒連続で(ユーザーに)見せる」

 こうした動画が流行していることで、中田はある点に気づいたという。

「昔から男ウケする女の子っていっぱいいて。でもそれはインスタグラムでは迫害されてきている。(もはや)インスタグラムは自虐の文化。ハッシュタグで言い訳をめっちゃするんです。リア充っぽい、おしゃれな写真をあげた後に<似合わなすぎワロ>とかエクスキューズ(言い訳)をして『モテようとしてないですから』って(アピールする)」

 中田は、女性は同性が集まる場所では他の女性に嫌われたくないため、「男ウケする」要素を極力排除すると指摘。このため女性ユーザーの多いインスタグラムでは「男に媚びてないですよ」という意思表示をしがちで、この反動こそが女子が「Tik Tok」に動画を投稿する原動力になっているという。

 さらに中田はこう続ける。

「“男に媚びる”ってじつはすごい大切な才能。それで生きている人もいっぱいいる。『モテたい! モテ力でいくんだ!』っていう女性たちが、インスタグラムの迫害から、いま一気に解放されて『Tik Tok』という新天地で大爆発を起こしている」

 ちなみに「Tik Tok」は女性専用アプリではないのだが、中年男性の動画投稿ついて、こう警告する。

「見誤って参加すると火の車ですよ。あんなところでおじさんが動画を投稿したら惨憺たるもの。ガールズバーのカウンターにおっさんが入っているようなもんなんだから」

 見るぶんには幸せだが、男性が投稿するにはよほどの覚悟が必要なのかもしれない。