小田急電鉄が、特急の列車名「明星号」を復活させ、箱根湯本〜新宿間で一夜限りの運転を行います。

新型ロマンスカー70000形「GSE」を使用

 小田急電鉄は2018年7月12日(木)、臨時特急「明星号」を8月16日(木)に運行すると発表しました。


臨時特急「明星号」に使われる70000形「GSE」のイメージ(2018年2月、恵 知仁撮影)。

 明星ヶ岳(神奈川県小田原市、箱根町)で行われる「箱根強羅夏まつり大文字焼き」にあわせて、東京方面への帰宅の足として運転。車両は「ロマンスカー」の新型70000形「GSE」が使われます。区間と時刻は次のとおり。

●明星92号
・運転日
 8月16日(木)
・運転時刻
 箱根湯本21時58分発→小田原22時28分発→本厚木22時59分発→新宿23時41分着
・途中停車駅
 小田原、秦野、本厚木、相模大野、新百合ヶ丘
・「箱根強羅夏まつり大文字焼き」が中止になった場合も運行。

 小田原〜新宿間は定期運転の特急「さがみ92号」と同一行路です。特急券は乗車日1か月前の7月16日(月・祝)午前10時に発売されます。なお、「明星92号」の特急券には「臨時92号」と表示されます。

「明星号」は1952(昭和27)年9月から1963(昭和38)年3月まで、小田急電鉄の特急列車名のひとつとして使われていました。同社によると、当時は箱根にちなんだ山や地名を列車名に採用しており、「明星号」もそのひとつだったといいます。「『箱根強羅夏まつり大文字焼き』の余韻に浸りながら新型特急ロマンスカー・GSE(70000形)の車内で快適にお過ごしください」としています。