多くの中国人が「小さな島国の日本の小さな首都」としか認識していない東京が、実はいろんな面で中国の大都市を超えているのだと中国メディアが紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

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 東京都の人口は5月1日時点で1382万人となったが、東京は世界的にも大きい都市であり、2016年の世界の都市人口ランキングでは東京圏は世界1位となったほどだ。中国メディアの快資訊は5日、北京よりも小さいのにいろいろな世界一を打ち出している都市として、東京のすごさを紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の多くの人は「東京を誤解している」と指摘。ただの大都市ではないという。中国は人口も国土面積でもとびぬけた大国であり、北京や上海、深センといった大都市がいくつもある。しかし、多くの中国人が「小さな島国の日本の小さな首都」としか認識していない東京が、実はいろんな面で中国の大都市を超えているのだという。「北京よりも小さいと思って侮ってはいけない」と注意した。

 東京のすごさの1つは人口の多さだ。また人口密度、不動産価格、都市化率がいずれも非常に高いと伝えた。しかし、最もすごいのは「都市別のGDP」が世界一であることだ。平成27年度(2015年)の東京都だけのGDPは104兆3000億円となり、1ドル=120円で計算しても一国のGDPが東京都のGDPを超えている国は決して多くはない。

 多くの世界一の記録を持っている東京。記事によると中国人には「侮られている」というが、それというのも中国の大都市とは違っているからかもしれない。中国では、大都市というと高いビルが並んでいる様子を思い浮かべるが、東京にも高層ビル群もあるものの、北京など中国の大都市と比べるとそれほど多くはない。東京にはほかにも多くの魅力がある。2020年に控えるオリンピックを通して、東京の良さが世界に伝わるのを期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)