家電の買い替え不要でスマートホームを実現できる 中部電力の「ここリモ」が6月4日から予約開始へ
スマートホームという言葉を最近はよく聞く。住まいと生活をインテリジェンスに変えていくことで、快適な生活を実現する今後のキーワードだ。

スマートホームは、
・帰宅するタイミングで照明が点灯する
・帰宅時間までにエアコンなどがONになる
・電子キーやセキュリティカメラで家族の安全を確保する
など、家電の制御や電気代などが一括管理できる。
そんなSF映画のような生活を実現する。

スマートホームを実際に使うには、ネットワークで家の電化製品を繋ぐ必要がある。
そのため、今ある家電製品をネットワーク対応家電に買い替える必要がある。
この点が、スマートホームにとっての大きな壁、ハードルの高さになっていた。

そんな問題点を解決するのが、中部電力が6月4日(月)から予約販売を開始する「ここリモ」だ。

「ここリモ」は、利用中の家電製品はそのままで、
・エアコン
・照明
・テレビ
をスマートフォンでコントロールできるデバイスなのだ。


「ここリモ」デバイス


「ここリモ」の主な特徴は以下の5つ。
1.エアコン快眠コントロール
好みにあわせて、朝までエアコンの設定温度をコントロールできる。

2.シーンにあわせた家電のコントロール
スマートフォンのアプリを利用して、帰宅時のタイミングにエアコンや照明を自動ONするなどの遠隔操作ができる。

3.エアコンの電気代予測機能
地域やエアコンの容量などの情報を登録すると、自宅のエアコンに合わせた電気代予測が確認できる。

4.工事不要で利用中の家電はそのまま
赤外線リモコンを設置して、スマートフォンのアプリで初期設定をすることで利用可能。

5.家電を音声でコントロール
市販のスマートスピーカーと連携して音声操作も可能。
対応するスマートスピーカーは、
・Amazon echo(サービス開始から対応)
・Google home(近日対応予定)
となっている。


「ここリモ」アプリのイメージ


なお、スマートフォン向けのアプリ「ここリモ」は、
・iOS10以降に対応。7月上旬リリース予定
・Android5以降に対応。8月中旬にリリース予定

中部電力は、ICTやIoTなどの技術とユーザーとの暮らしをつなぐサービスを統一的に展開するにあたり「カテエネ コネクト」というブランドを立ち上げており、その第1弾サービスが「ここリモ」だ。


「ここリモ」の利用イメージ


「ここリモ」は、エアウィーヴ社との共同実証実験などを通じ「睡眠時の満足度向上」「くらしをもっと心地よく」することを目的に開発されたという。


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