レンタカー店で受け取ったR34スカイライン GTターボで、首都高から東名高速、小田原厚木道路を経由して箱根ターンパークへ向かいます。

首都高は混雑気味でしたが、後輪操舵の電動ハイキャスによる滑らかなコーナーリングのおかげで、流れに乗るだけでも軽快で心地好いハンドリングを楽しむことができました。

東名高速では、長距離トラックの荷台鏡面にブルーのボディと大型ウイングが映り込み、ちょい悪オヤジの気分を実感。RBエンジンのフィールは上質で、高速走行時のステアリングは軽め。運転席では強固な高剛性ボディに囲まれている硬質感があり、TV-CMの「ボディは力だ!」というフレーズが、脳裏を横切ります。

ただ小田原厚木道路に入ると、荒れた路面を拾ってしまい、ガタピシ感が出てしまうのは少し残念。路面の悪い街中や高速巡航では、どうしても経年劣化(18万卍供)が顔を覗かせるのですネ。それでも上り坂や追い抜き等で、シフトダウンしてアクセルを軽く踏み込めば、ターボパワーと逞しいボディが、余裕の加速を味わわせてくれました。

小田原厚木道路を抜けて、いよいよ箱根ターンパイクです。料金所を抜けて上りに向かってアクセルを踏み込むと、R34スカイラインGTターボは戦闘モードに切り替わったように、グッと身を沈めて急速発進! エンジンは振動やぶれを感じさせずに、精密機械のように高回転まで吹き上がります。

さすがは、完全バランスの直6RB! パワーとトルクもモリモリで、2速でアクセルを開けると、あっけなくメーター内のスリップサインが点灯するほどでした。

アクセルオンでパワーを掛けると、まるで4輪が踏ん張るようにハンドリングが安定するのですね。特に上りでは後輪にパワーと荷重がかかっているため、駆動力もハイキャスの効きもシャープで、加速とハンドリングの両方を堪能できました。

なにより素晴らしいのは、多年式&多走行車で経年劣化が進んでいるにもかかわらず高剛性ボディがターボパワーをしっかり受け止め、ドライバーのコントロール下に置いていたこと。あらためてR34GTターボが中古車市場で高相場を誇る理由を実感しました。

続いて下りです。クルマの特性を確認するために、半ば惰性で走ってみました。走り出すと、下りコーナーを車重を感じさせずに軽やかに回り込んでいくのがわかります。ドライバーの操作に対して、常にクルマがベストな姿勢を維持しようとしてくれるようで、本当に運転しやすいのです。4輪マルチリンクとハイキャスの成せる技だと、かつての愛車R32のハンドリングを思い重ねた次第です。

R34スカイラインGTターボは、ターンパイクでは水を得た魚のようで、経年劣化を感じさせない躍動したFRドライビングを堪能させてくれました。しかもボディにパワーや荷重がかかるほど本領を発揮するのですから、その底知れぬポテンシャルには、本当に恐れ入りました。

「やっぱりスカイラインは良いなぁ」としみじみ納得。こうなってくると、低中速のワインディングが連続する一般道の山坂道での走りも、大いに気になりますよね。経年劣化による疲れも感じなかったので、芦ノ湖横の山坂道から御殿場を抜けて、山中湖に向かうコースをドライブすることにしました。

次は、一般の山坂道と総括に続きます。

(星崎 俊浩)

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