【海外発!Breaking News】中国・繁殖基地のシベリアトラ 太りすぎて“巨大なネコ”に!
![太りすぎて動けないシベリアトラ(出典:http://mediavor.com)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/5/7/57ff4_196_2ef0c636_3f346d90-m.jpg)
シベリアトラ(東北虎)の世界最大の人工飼育繁殖基地と言われるハルビン市の「東北虎林園(シベリアンタイガーパーク)」は、現在500頭を超える純血種のシベリアトラが飼育されている。大型肉食動物であるシベリアトラは極東ロシア(別名、アムールトラ)から中国の東北部にかけて生息し、ネコ科の中では最大でオスの個体は体長2.5m、体重300kgにも達する。
今月に入り、このハルビンのシベリアトラに再び注目が集まっている。それは入園客が撮影し、SNSに投稿された超肥満体のシベリアトラの写真がきっかけだった。必要もないのに餌を与えられ、狩りをする必要性を失った“巨大なネコ”はどれもまるまると太っており、寝返りを打つのもやっとといった状態だ。
パーク側は「シベリアトラは冬は体重が増えますが、春になればぐっと引き締まります。太っているように見えても何の問題もありません」とコメントしたが、動物愛護団体は東北虎林園に対して強く抗議している。そのひとつ「英ボーン・フリー基金(Born Free Foundation)」の会長は「写真で見る限り、シベリアトラは明らかに肥満です。過剰に餌を与えられ飼いならされた結果であり、病気であることは歴然としています」と憤慨する。
人間でも肥満は万病のもとと言われる。暖かい春が来て動きが活発になれば、シベリアトラの肥満は解消されるのだろうか? 利益ばかりを優先すると、思わぬツケが回ってくることを忘れてはなるまい。
出典:http://mediavor.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)